50代60代のためのおすすめED治療薬ベスト3

くぼた院長

ED（勃起不全）は、年齢とともに増加する問題であり、特に50代、60代の男性には深刻な悩みとなっています。幸いにも、現代の医療技術には多くの治療薬があります。今回は、50代と60代の男性におすすめのED治療薬ベスト3をご紹介します

第3位: シルデナフィル（バイアグラ）
第2位　バルデナフィル（レビトラ）
第1位　タダラフィル（シアリス）
: まとめ

第3位: シルデナフィル（バイアグラ）

: シルデナフィルとは？

シルデナフィルは、バイアグラ（Viagra）という商標名で非常に有名なED（勃起不全）治療薬です。この薬はPDE5（ホスホジエステラーゼ5）阻害剤と呼ばれるクラスに属し、陰茎の血管を広げることで血流を向上させます。この作用により、性的刺激がある際に勃起を助けることができます。

シルデナフィルは、1998年にアメリカで承認され、日本でも2000年頃から使用されています。効果の持続時間や副作用の程度などが他のED治療薬と異なるため、患者さんや医師によってはこの薬が好まれることがあります。

: 効果時間と服用方法

シルデナフィルの効果は通常、服用から30分から60分後に現れます。この時間帯は、個々の体質や服用するタイミング、食事の内容などにも影響される可能性があります。効果の持続時間は約4〜5時間とされていますが、これも個々の差があります。

1日に1回、性行為の約1時間前に服用するのが一般的です。ただし、高齢者や肝機能に問題がある場合は、医師の指導の下、低めの用量から始めることが推奨されます。

: 副作用と注意点

シルデナフィルは比較的安全な薬とされていますが、副作用がゼロではありません。顔のほてり、鼻詰まり、頭痛、胸焼け、吐き気、めまいなどの症状が報告されています。

特に、心血管疾患を持っている人、または硝酸塩系の薬（一般的には狭心症の治療薬）を服用している人は、低血圧や心臓に負担をかける危険性があるため、シルデナフィルの服用は避けるべきです。

さらに、高血圧や糖尿病、高脂血症などの基礎疾患を持つ方も、医師と十分な相談の上で服用する必要があります。副作用や相互作用が強まる可能性があるからです。

第2位　バルデナフィル（レビトラ）

: バルデナフィルとは？

バルデナフィルは、ED（勃起不全）治療薬として広く使用されています。この薬は、もともと「レビトラ」という商標で知られていましたが、特許が切れて以後、ジェネリックのバルデナフィルが主流となっています。バルデナフィルもシルデナフィル同様、PDE5（ホスホジエステラーゼ5）阻害剤の一つですが、シルデナフィルよりも少ない副作用で知られています。

バルデナフィルは特に、効果の出る速さや食事の影響を受けにくいといった特性で注目されています。この点で、特定のライフスタイルやニーズに合った方には特におすすめです。

: 効果時間と服用方法

バルデナフィルの効果は、一般的に服用から25分から60分後に現れ、約5〜7時間続くとされています。この持続時間は、シルデナフィルよりも長く、また、食事の影響を受けにくいという特性があります。つまり、食後すぐや空腹時でも、効果の変動が少ないとされています。

服用方法としては、1日1回、性行為の約1時間前に服用するのが一般的です。ただし、用量は医師の指導に基づいて選ばれるべきであり、特に心臓や肝臓、腎臓に持病を持っている方は、十分な診察と指導が必要です。

: 副作用と注意点

バルデナフィルの一般的な副作用には、頭痛やほてり、消化不良がありますが、シルデナフィルと比較して副作用の頻度が低いとされています。特に、顔のほてりや鼻詰まり、胸焼けといった副作用が少ないと報告されています。

しかし、重篤な副作用もあるため、医師の指導は不可欠です。心臓疾患や高血圧のある方、他の医薬品との相互作用の可能性がある方は、医師と十分に相談した上での服用が必要です。

第1位　タダラフィル（シアリス）

: タダラフィルとは？

「シアリス」の成分としても知られるタダラフィルは、PDE5阻害剤の一つですが、その最大の特徴はその長い効果時間です。他のPDE5阻害剤が数時間の効果しか持たない中で、タダラフィルは最長で36時間もの効果が期待できます。この長い効果時間は、計画性を必要としないセックスライフを望む多くの高齢者に特に推奨されています。

この特性により、週末に一回の服用でゆっくりとした時間を楽しむ、いわゆる「ウィークエンドピル」としても非常に人気があります。