【花粉症のお薬で尿が出ない！】

花粉症がまだまだひどい季節です

風も強いし

咳、くしゃみがひどい場合が

多いとも思います。

皆さん花粉症の

お薬の中で

尿が出にくくなる可能性が

ある薬があるのはご存知でしょうか？

よく市販の風邪薬を内服して

尿が出なくなったといって

救急を受診される方がいらっしゃいます。

花粉症で使用されるお薬なかで

抗ヒスタミン薬があり

その中でも昔から使われている

第１世代と言われる薬には

尿が出にくくなる作用があります

【第１世代の抗ヒスタミン薬とは？】

最近はあまり使用する機会が減っていますが

クロルフェニラミン（ポララミン）や

ジフェンヒドラミン（レスタミン）などのお薬です。

このようなお薬は抗コリン作用（頻尿改善で膀胱を弛緩させるお薬）

及び膀胱壁のヒスタミンH1受容体への拮抗作用による末梢性膀胱弛緩作用

によって尿が出にくくなる可能性があります。

最近の第２世代以降のお薬では抗コリン作用が少ないので安心して下さい

【市販の花粉症のお薬は大丈夫？】

おしっこが出にくい方が

花粉症のお薬を薬局で買ってきて

このお薬で大丈夫？ということも

多いと思います。

販売しているアレグラなどのお薬は

尿閉の副作用は０.１％と言われているので

あまり気にしないくてもいいと思いますが

ネット上では

アレぐらで尿が出にくくなるようなお話も

出ているのは確かです。

常用量の倍容量などで内服すれば

排尿困難になる可能性があるので

注意が必要です。

【強いお薬で前立腺肥大には使いづらいお薬も】

花粉症の方が

なかなか効果が乏しく

ステロイドが入った

セレスタミン配合薬を内服することも

多いと思います。

このお薬も前立腺肥大症がある方には

禁忌となっているので注意が必要です。

【花粉症も泌尿器の悩みも当院で】

当院ではアレルギー科も

泌尿器科もありますので

両方の相談をすることが

可能です。

一緒に飲んでも大丈夫なお薬の

アドバイスもすることができますので

お気軽にご相談くださいね。