保険診療
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禁煙外来

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禁煙外来について

「今さら禁煙しても間に合わない」とあきらめていませんか?

長年の喫煙習慣を断ち切るのは、決して容易なことではありません。しかし、禁煙に「遅すぎる」ということはありません。 データによれば、たとえ50歳で禁煙したとしても余命は6年延び、60歳でも3年延びることがわかっています。これは、あなたの人生において、家族や友人と過ごす貴重な時間が増えることを意味します。

「意志が弱いからやめられない」と自分を責める必要はありません。ニコチン依存症は、治療が必要な「病気」です。医師とともに、医学的なアプローチで治療することで、楽に、確実に禁煙を目指すことができます。

当クリニックでは、患者様のライフスタイルや体質に合わせた最適な禁煙方法を提案し、健康保険適応(3割負担)での禁煙治療を行っております。 ぜひ今日から、私たちと一緒に「タバコのない新しい生活」を始めてみましょう。

治療費用の目安(圧倒的な経済的メリット)

禁煙治療は、健康への投資であるだけでなく、経済的にも非常に合理的です。

  • 3ヶ月間の治療費総額(3割負担・経口薬の場合): 約13,000円 〜 15,000円 (診察料、お薬代、指導料など全ての合計です)
  • 比較:そのままタバコを吸い続けた場合 1日1箱(600円)吸う方の場合、3ヶ月で約50,400円のタバコ代がかかります。

治療を受けることで、タバコ代よりも安く済み、さらにその後の人生でのタバコ代がゼロになります。

当院の治療メニュー(お薬の選択)

当院では、患者様の状態に合わせて、主に2種類の治療薬から最適なものを選択します。

1. 飲み薬:チャンピックス(一般名:バレニクリン)

【2025年10月より処方を再開しました】 一時的な出荷停止となっておりましたが、製造工程を見直し、厚生労働省の厳格な基準をクリアした新しい製品として供給が再開されました。

  • 特徴:ニコチンを含まないお薬です。
  • 効果:
    ①脳の受容体に作用し、タバコを吸いたいというイライラ(離脱症状)を軽くします。
    ②もし吸ってしまっても、「タバコがおいしい」と感じにくくする作用(ブロック効果)があります。
  • 禁煙成功率:ニコチンパッチよりも禁煙成功率が高いことが報告されています。
  • 【重要】自動車運転の禁止について: このお薬を服用中は、めまい・眠気・意識障害などが現れることがあり、自動車事故に至るおそれがあるため、自動車の運転や危険な機械の操作は絶対にしないでください。 お仕事や通勤で運転が必須の方は、下記のニコチンパッチでの治療となります。

2. 貼り薬:ニコチンパッチ(一般名:ニコチネル)

  • 特徴:1日1回、皮膚に貼るタイプのお薬です。
  • 効果:皮膚から少量の医療用ニコチンを体内に取り入れ、禁煙時のイライラや集中力低下を和らげます。
  • メリット:自動車の運転制限がありません。ドライバーの方はこちらを使用します。
  • 注意点:皮膚のかぶれやかゆみが出ることがあります。毎日貼る場所を変えることで予防します。

健康保険適応の条件(4つのポイント)

以下の4つの条件をすべて満たす方は、健康保険を使って治療を受けることができます。

  • ニコチン依存症スクリーニングテスト(TDS)が5点以上 (ページ下部のチェックリストで確認できます)
  • ブリンクマン指数(1日喫煙本数 × 喫煙年数)が200以上
    ※35歳未満の方は、この条件は不要です。
  • 直ちに禁煙しようと考えている
  • 禁煙治療を受けることを文書にて同意している

※再治療の方へ:過去に健康保険で禁煙治療を受けたことがある場合、前回の治療の「初回診察日」から1年以上経過している必要があります。

治療の流れ(標準12週間プログラム)

健康保険を使った標準的な治療は、12週間にわたり計5回の診察を行います。

初回診察

  • ニコチン依存度の判定、呼気中の一酸化炭素(CO)濃度の測定。
  • 治療方針の決定(飲み薬か貼り薬か)。
  • 「禁煙開始日」の決定。

2回目(2週後)

  • お薬の効果や副作用の確認。
  • 再度のCO測定(数値が下がっていることを実感できます)。

3回目(4週後)

  • 禁煙の継続状況を確認。つい吸ってしまいそうな場面への対処法を相談します。

4回目(8週後)

  • 身体的な依存はほぼ消えています。生活習慣の中での心理的な依存への対策を行います。

5回目(12週後・最終回)

  • 禁煙治療の修了です。今後も禁煙を続けていくためのアドバイスを行います。

ニコチン依存症スクリーニングテスト (TDS)

以下の質問に対し、「はい」が5つ以上ある場合、ニコチン依存症と診断されます。

Q1 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
Q2 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
Q3 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
Q4 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。
(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
Q5 上の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
Q6 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
Q7 タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
Q8 タバコのために自分に精神的問題(注)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
Q9 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
Q10 タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。

注:禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態

禁煙を成功させるためのサポート

当クリニックでは、お薬の処方だけでなく、禁煙を成功させるための生活上の工夫もアドバイスしています。

医師・スタッフとの連携

辛いときは遠慮なくご相談ください。副作用への対応や、気持ちの持ち方についてアドバイスいたします。

ストレス管理

禁煙当初はストレスを感じやすくなります。深呼吸、軽い運動、水やお茶を飲むなど、タバコ以外の気分転換(代替行動)を見つけましょう。

周囲への宣言

家族や職場の同僚に「禁煙宣言」をすることで、吸いにくい環境を作り、サポートを得やすくなります。

ご予約について

当院は完全予約制ではありませんが、初回の禁煙外来は説明にお時間をいただくため、ご予約をお勧めしております。

内科のネット予約

24時間いつでもWebからご予約いただけます。

お電話でのご予約

診療時間内に下記番号へご連絡ください。 📞 047-710-7411

オンライン診療

「内科のご予約はこちら」からオンライン診療も選択可能です。通院の時間が取りにくい方もご相談ください。


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この記事の監修医師
  • 医療法人社団思いやり 理事長
  • くぼたクリニック松戸五香 院長
  • 日本泌尿器科学会専門医・指導医

現在、医療法人社団思いやりの理事長として、3つのクリニックを経営している。
年間25,000人の診察を行う現役泌尿器科専門医であり、YouTubeでわかりやすい病気の解説も行なっている。

フジテレビ「イット」やNHK「あさイチ」など、数多くのメディアに出演。
専門分野は、前立腺がん、前立腺肥大症、ED治療、男性更年期障害。著書に「EDかなと思ったら読む本」(自由国民社)などがある。