亀頭包皮炎(陰茎、ペニス、ちんちんが痒い、痛い、赤い)の種類、症状、原因、治療について
ペニスが赤い・痛みがある、 ペニスからカスが出る、 アソコが腫れている、 かゆみが強い、 今まで何もなかったのに急にアソコの部分が腫れてきて びっくりしてしまった方はいらっしゃるかもしれません。 その症状は亀頭包皮炎かもしれません。 亀頭包皮炎について解説させていただきます。
亀頭包皮炎とは?
亀頭包皮炎とは、陰茎の亀頭と包皮の内側に炎症が起こる病気です。通常、この病気は、包皮が陰茎の亀頭に密着することで起こります。 亀頭包皮炎の主な症状は、陰茎先端部分に赤み、腫れ、かゆみ、痛み、かぶれや熱感などがあります。
どんな人が亀頭包皮炎になりやすいですか?
亀頭包皮炎は、包皮内部にある亀頭部分の炎症です。この症状になりやすい人は以下のような特徴を持つ場合があります。

包皮の短い人
包皮が短いと、亀頭が露出しやすく、外部刺激によって炎症を引き起こしやすくなります。
包皮が厚い人
包皮が厚いと、雑菌や汗腺の分泌物が蓄積しやすく、炎症を引き起こしやすくなります。
患部を清潔に保てない人
包皮を清潔に保つことができない場合、雑菌や汗腺の分泌物が蓄積し、炎症を引き起こしやすくなります。
免疫力が低下している人
免疫力が低下していると、細菌や真菌などの病原体に感染しやすくなり、亀頭包皮炎を引き起こしやすくなります。
亀頭包皮炎の種類は?
亀頭包皮炎にはいくつかの種類があります。以下に一般的な亀頭包皮炎の種類を示します。
真菌性亀頭包皮炎
真菌感染によって引き起こされる炎症で、かゆみや発疹が特徴的です。
細菌性亀頭包皮炎
細菌感染によって引き起こされる炎症で、膿や痛みが特徴的です。
ウイルス性亀頭包皮炎
ヘルペスウイルスなどのウイルス感染によって引き起こされる炎症で、水ぶくれや痛みが特徴的です。
アレルギー性亀頭包皮炎
化学物質やアレルギー物質によって引き起こされる炎症で、かゆみや発疹が特徴的です。
血管炎性亀頭包皮炎
自己免疫疾患によって引き起こされる炎症で、発疹や潰瘍が特徴的です。
外傷性亀頭包皮炎
亀頭部分が外傷を受けたことによって引き起こされる炎症で、痛みや腫れが特徴的です。
上記が亀頭包皮炎の原因ですが、特に問題となってくるのが細菌性の亀頭包皮炎とカンジダ性の亀頭包皮炎です。
細菌性かカンジダ性かによって治療法は全く異なりますので安易に市販薬などを塗布することはお勧めできません。
では原因で非常に多い細菌性とカンジダ(真菌)性について解説させていただきます。

細菌性亀頭包皮炎とは?
細菌性亀頭包皮炎は、包皮内部にある亀頭部分の細菌感染によって引き起こされる炎症です。主にグラム陰性菌やグラム陽性菌が原因となります。以下に細菌性亀頭包皮炎の特徴を示します。
症状
- 亀頭部分の腫れや赤み、膿、痛みなどが現れます。
- 包皮が狭くて、汚れがたまりやすい場合は、包皮内に膿がたまり、包皮が腫れあがってしまうこともあります。
- 尿道からの排尿時に痛みが生じることがあります。
原因
- プロテウス菌、大腸菌、クラミジア、淋菌などの細菌感染が原因で起こります。
- 細菌の感染がある場合、性的接触を原因とすることもあります。
治療
- 細菌性亀頭包皮炎は、抗生物質の塗り薬、症状が強い場合は内服治療も行います。
- 抗生物質は、細菌の種類や感染の程度によって異なります。
- 症状は1−2週間で改善することが多いです。
- 医師の指示に従って、適切な治療を行うことが重要です。
亀頭包皮炎は治療が遅れると、尿路感染症や陰茎癌などの合併症を引き起こすことがあるため、早期の診断と適切な治療が必要です。

カンジダ性亀頭包皮炎とは?
カンジダ性亀頭包皮炎は、真菌感染によって引き起こされる亀頭包皮炎の一種です。カンジダ菌が原因となることが多く、男性の約20%が感染しているとされています。以下にカンジダ性亀頭包皮炎の特徴を示します。
症状
- 亀頭部分にかゆみ、赤み、腫れ、発疹、ただれ、皮膚の剥がれなどが現れます。
- 尿道からの排尿時に痛みが生じることがあります。
- セックス時の痛み、炎症が悪化する傾向があります。
原因
- カンジダ菌による感染が原因で起こります。
- 抵抗力が低下している人や、糖尿病、免疫不全症候群、抗生物質やステロイド剤の使用などがリスク要因となります。
- セックスを通じて感染することもあります。
治療
- カンジダ性亀頭包皮炎は、抗真菌剤の局所的な塗布や、場合により経口的な投与によって治療されます。
- 抗真菌剤は、症状の重さや持続期間によって異なります。
- 症状は1−2ヶ月長くかかることが多いです。
- また、感染源であるパートナーも同時に治療することが推奨されます。
亀頭包皮炎は治療が遅れると、尿路感染症や陰茎癌などの合併症を引き起こすことがあるため、早期の診断と適切な治療が必要です。
亀頭包皮炎の検査とは?
亀頭包皮炎の検査には、主に以下の方法があります。
問診
医師が、亀頭部分や包皮の状態を目視・触診して炎症の有無や程度を確認します。
血液検査
亀頭包皮炎が細菌感染によるものである場合、白血球数が増加するため、血液検査で白血球数を測定することができます。血液検査は症状が重症の場合は患者様と相談し施行します。
尿検査
尿道から膿などが出ている場合は尿道から採取した尿を検査することで、細菌や真菌の存在を確認することができます。
亀頭部分の検査
亀頭部分から検体を採取して、細菌や真菌の存在を確認することができます。採取方法には、綿棒で少し擦るだけなので痛みはありません。結果は1週間くらいで判明します。
亀頭包皮炎で悩まれている方は多い!
正確な統計データはありませんが、日本でも亀頭包皮炎に悩まれている方は多く、皮膚科や泌尿器科を受診する患者数も多いとされています。 実際に私も勤務医から開業医になり、多くの人が亀頭包皮炎に悩まれていることがわかりました。大きな病院では亀頭包皮炎の症状のある患者様を診る機会が比較的少なく、患者様も気軽なクリニックで診ていただきたいと思われます。
当院では、1日あたり15人以上の亀頭包皮炎の患者様が来院され、1年間で5000例以上の診察を行っています。また、当院では豊富な症例数の経験を持つ医師が診察を行っております。
亀頭包皮炎の診察代いくらかかる?
当院では亀頭包皮炎の治療を全て保険診療で行っております。初診の診察費用は3割負担で、2000円~4000円程度になります。再診察の費用は700円~2000円程度ですが、検査内容や治療内容によって若干前後する場合がございます。また、このお値段には調剤薬局での薬代が含まれますので、ご了承ください。
当院の院長による解説動画
【男性必見!】亀頭包皮炎 を悪化させる行動5選【原因、症状、治療法、予防法】を現役泌尿器科医が解説
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