過活動膀胱と膀胱ボトックス治療について
過活動膀胱は、強い尿意切迫感を伴い、頻尿や夜間頻尿が特徴的な病気です。適切な治療を受けることで症状を軽減し、日常生活の質(QOL)を向上させることが可能です。今回は過活動膀胱の新たな治療法である「ボトックス治療」について解説します。
当院の院長による膀胱ボトックス治療の解説動画
【頻尿は手術で治る!?】過活動膀胱に対するボトックス治療について泌尿器科医が解説します【症状、検査、治療法】

ボトックス治療とは何か?
ボトックス治療は、ボツリヌス毒素を膀胱壁内に注入し、膀胱の異常な収縮を抑制することで、尿意切迫感や頻尿の症状を緩和する治療法です。過活動膀胱の中でも、現行の治療法で改善が見られない「難治性過活動膀胱」に対して有効とされています。
ボトックス治療のメカニズム
ボトックスは膀胱の筋肉内に直接注入され、膀胱の筋肉収縮を抑えることで尿意切迫感を和らげ、頻尿を改善します。一度の治療で約8ヶ月間効果が持続し、1年に2回程度の注射を行うことで効果が維持されます。
ボトックス治療の適応と特徴
過活動膀胱は非常に多くの人々が悩む問題で、多種多様な治療法が存在します。それでもなお症状の改善が見られない場合や、副作用が気になる場合にはボトックス治療が適応となる可能性があります。
適応条件
ボトックス治療を受けるにあたっては、自己導尿が可能であること、また尿残量が100ml以下であることが必要とされます。
治療の特徴と効果
ボトックス治療は日帰りで行われ、手術時間は約10~15分です。臨床試験の結果、治療後の尿失禁の減少回数は平均3.24回、完全に尿失禁がなくなった方の割合は約20%、尿意切迫感の減少回数は6週目で平均3.32回と、難治性過活動膀胱の方に対して有効性が確認されています。当院でも日帰り手術が可能ですのでお気軽にご相談ください。

ボトックス治療の副作用と注意事項
ボトックス治療には、尿閉や尿路感染症などの副作用があるため、治療を受ける前にそれらのリスクを理解した上で治療を選択する必要があります。
副作用
ボトックス治療の副作用として、尿閉や尿路感染症が発生する可能性があります。これらの症状が発生した場合は速やかに医師に連絡してください。
注意事項
ボトックス治療を受ける方は、投与後2回目の月経を経るまで(女性の場合)、または投与後3ヶ月以上経過するまで(男性の場合)避妊が必要となります。また、治療後の経過観察を怠らないよう注意してください。
まとめ:過活動膀胱とボトックス治療
過活動膀胱は日常生活に影響を及ぼす病状で、専門医の治療により症状を改善することが可能です。ボトックス治療はその一つで、難治性過活動膀胱の方に対して有効な治療法として注目されています。
適切な治療を受けることで、QOLの向上を実現しましょう。頻尿でお困りの方、どんな悩みでもまずは気軽にご相談ください。

泌尿器科のネット予約
泌尿器科の診察をご希望の方は、以下よりネット予約が可能です。
- お電話でもご予約ができます。こちらの予約専用番号:047-710-7411をクリックいただき、ご予約ください
- オンライン診療をご希望の方も同様に「泌尿器科のご予約はこちら」からネット予約が可能です。
ご利用方法はこちら(オンライン診療)
ご相談の多い泌尿器科の診療メニュー
科目から探す
症状・疾患から探す
- 亀頭包皮炎
- 前立腺がん
- 前立腺炎
- 前立腺肥大症/WAVE治療
- 尿失禁
- 尿管結石症
- 性病
- 膀胱のボトックス治療
- 膀胱炎
- 血精液症
- 過活動膀胱
- 頻尿
- ED治療
- エクソソーム(幹細胞培養上清液)を使ったED (勃起不全)治療
- エムセラ(EMSELLA)
- メンズヘルス外来/男性更年期/LOH症候群
