薬に頼らず尿管結石を治す方法は?
皆さん急に腰が痛くなる。
下腹部が痛くなる。
痛くて痛くて我慢ができない。
救急車呼んでもいいですか?
このような症状で困った事はないですか?
実はこの症状は尿管結石かもしれません。
尿管結石はいちどなると繰り返すことも多く、非常に厄介な病気です
尿管結石の基本的な治療は、手術療法がメインになりますが、
なかなか病院に行けないし、自分の力でなんとか治したいと言う方も多いと思います。
今回は泌尿器科専門医の立場から薬に頼らず尿管結石を改善する方法について
5つ解説させていただきます。
目次
薬に頼らず尿管性結石を改善させる方法5選
第5位痛みを落ち着かせる
とにかく尿管結石で辛いのは痛みの症状です。
痛みを緩和するには冷えを予防することが大事です。
温かいお風呂に入ったりあったかいお湯を飲む
血流を良くするためにストレッチをするのも大事です。
もちろん痛くて辛い場合はお薬に頼ってロキソニンなどの痛み止めを飲んでも良いでしょう。
まず体の周りの血流を良くしてあげることが大事です。
第4位 運動をする
よく尿管結石を出すために縄跳びをしてくださいとか、
逆立ちをするなど言われていることがあるかもしれませんが
適度な運動と言うのは、尿管結石を排出させるために効果的です。
運動することによって体内の不必要な物質が放出されるため、
尿管にとどまることを防ぐことができます。
もし痛みがそこまで強くなければ有酸素運動などをして体を動かしてあげましょう。
逆立ちや縄跳びは 効果があるかと言うのはそこまでではありませんが、
出来る限り運動していただくことが大事になってきます。
第3位 食事制限をする
尿管結石で一番多い結石の種類はシュウ酸カルシウム結石です。
つまりシュウ酸が多いものは食事として食べすぎないようにすることが大事です。
具体的にはほうれん草やタケノコ、ピーナッツやチョコレートなどです。
またカフェインもシュウ酸が多いので、コーヒー紅茶、緑茶ウーロン茶などはそのまま飲むのは控えましょう。
良い方法としては、シュウ酸とカルシウムを一緒に取ることによって
尿に排出されやすくなるため、ほうれん草にちりめんじゃこを乗っける、
たけのこに鰹節を入れる。
コーヒーや紅茶にはミルクを入れるなどの方法でシュウ酸を単独でとらないように、
カルシウムと一緒に摂るように心がけましょう
第2位 とにかく水を飲む
もしかしたら1番大事かもしれないのはこのことです。
尿管結石と言うのはあくまでも腎臓にあった結石が尿管ではまり込んで
下に落ち尿管でとどまって、ぐいぐい尿管の中を押してしまって痛みが出るものです。
そしてほとんどの痛みの症状は夜間や早朝にでます。
それは何故でしょうか?
それは夜間や早朝は水分を摂取していないからです。
ご自身で水分を多めに取ることによって尿がたくさん作られるようになるため、
石は出やすくなりますし、尿が通る尿管の通り道は太くなるため痛みは軽減されます。
ですので尿管結石で痛みがあるときは1日2リットルを目指して水分摂取をしていきましょう。
夜間も頻尿になってしまうかもしれませんが、ちょこちょこと水分をとって痛みを抑えましょう。
第1位 専門医の指導を受ける
病院に行かなくても治せる方法と言うお話をしましたが、
尿管結石は大きさや位置、症状などによって治療法が変わってきます。
自分で診断せずに尿管結石であれば、
やはり早めに近くの泌尿器科などの医療機関を受診していただくことをお勧めします。
尿管結石の大きさや位置により自然に出るような結石なのかそれとも手術などの方法が必要であるかを判断していきます。
ですので、なんとなく痛み止めや水分摂取でやり過ごすのではなく、
痛みが改善しない場合や途中で痛みが治まってしまっている場合でも、
尿管結石をしっかり調べておくことが大事になってきます ぜひ病院を受診しましょう。
くぼたクリニックではオンライン診療もやっています。
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