おススメの★薬草イタドリをご紹介します!
薬草イタドリをご存じですか?春にかけて(4月~5月頃)生える薬草で、茎がきれいな赤色になり、可愛らしい花も咲きます。イタドリの花言葉は「回復」「見かけによらない」。
イタドリの名前の由来は「痛取り(いたどり)」の意味で、痛みを取るからとされています。
擦り傷、切り傷などに、柔らかい若葉をもんで患部に塗布すると出血を止めて、痛みを和らげる作用があるとされますが、実際には小さな傷の出血を止める程度です。
縁起物として一部の地域では、入院しているご家族にお花の代わりに持って行かれる方もいらっしゃるそうです。
また、食料としては、葉が新芽の頃が食べごろです。あまり背が高くなると食べられません。味は、茎自体には味がありませんので、味付けします。レシピは、煮つけがお勧めで、
いたどり 150g
*だし 大さじ1
*砂糖 小さじ1
*しょうゆ 小さじ1
*酒 小さじ1
*ゴマ油 小さじ1/2 です。
シャキシャキとした触感で、私的にはメンマのような間食だと思っています( *´艸`)天ぷらでも食べられます。お茶としても販売されています。
主に高知では食用とされていますが、見た目は雑草のようなので食用とされていることを知らない方が多いようです。
主に水辺の近くに生えていることが多く、根が地下深く伸びるのでご自宅での栽培は向かないです。
スーパーなどでは売っていないので、地方へ春頃に遊びに行った際に食べれたらとってもラッキーだと思います!
ご興味がありましたら、皆様もぜひ一度食べてみて欲しいです(^_-)-☆
痛取別名:疼取、虎杖、スカンポ、イタンポ、ドングイ、スッポン、ゴンパチ、エッタン生薬:名虎杖根(こじょうこん)
スカンポの由来は、中身がスカスカしているかららしいです。手折るとぽきっといい音がして折れます。
公益社団法人鹿児島県薬剤師会HP より
学名:Fallopia japonica (Houtt.) Ronse Decr. var. japonica
科名:タデ科イタドリ属
用部:根
生薬名:虎杖
用途:擦り傷、関節痛、咳止め、利尿、緩下
(代表的な漢方薬) 桑枝虎杖湯
説明文:
日本中の野山のいたるところで見られる草丈の大きな多年生草本で、日当たりの良い路傍、山野、荒れ地などに群落をつくる。やや湿った土手などの、崖崩れ跡などによく繁茂している。
若葉をもんで擦り傷につけると、痛みが取れるということから、イタドリに転訛したといわれる。生薬名の虎杖は、若い茎に見られる赤紫色の斑点が、虎の模様に似ているからとされる。山菜として和え物や炒め物、天ぷらなどとして親しまれる。漢方では乾燥した根を緩下剤として、また関節痛や咳止め、利尿作用があることから膀胱炎、膀胱結石、月経不順などに用いられる。シュウ酸を含むため酸味があり、特に新芽は珍味とされるが、また、多食するとエモジンを含むため下痢を起こすので注意が必要である。
薬草の詩:
よく見られる薬草で根茎を薬用に用いますが、若芽は山菜料理に使われます。イタドリの名は「痛み取り」に由来し、今日でもケガなどに用いる地方があります。
生薬名を「虎杖」といいますが、「枕草子」のなかで清少納言は「イタドリを虎の杖と書くとか、虎は杖などなくてもよさそうな顔だちなのに」とからかっています。ユーモアを解す知的な女性の顔が浮かんで、くるようです。