内科

糖尿病外来 |松戸五香で糖尿病の治療・予防をお探しの方へ

当院の糖尿病外来について

  • 「健康診断で血糖値が高めと指摘された」
  • 「HbA1c(ヘモグロビンA1c)が基準値を超えた、または境界型と言われた」
  • 「最近、のどが渇きやすい、疲れやすい、トイレが近い」

このような懸念をお持ちではありませんか? 糖尿病は、初期段階では自覚症状がほとんどない「サイレントキラー」と呼ばれる病気です。症状がないからと放置してしまうと、気づかないうちに体内の血管が傷つき、将来的に深刻な合併症を引き起こす可能性があります。

しかし、糖尿病は「治らない病気」ではなく、「上手に付き合っていく病気」です。そして、糖尿病予備群(境界型)の段階であれば、適切な介入によって発症を防ぐことも可能です。

くぼたクリニック松戸五香では、糖尿病を「ただ血糖値を下げる病気」とは捉えません。私たちは、その方の生活習慣、体質、そして根本原因にまで目を向けた「全身の病気」として捉え、オーダーメイドの治療と予防に力を入れています。

当院の最大の特徴は、医師による的確な診断と治療方針に加え、3名もの管理栄養士が在籍している点にあります。糖尿病治療の核となる食事療法は、「わかっていても続けられない」ことが最大の障壁です。

当院では、3名の専門家が患者さま一人ひとりに寄り添い、実現可能で継続できる具体的なプランをチームでサポートします。

糖尿病とは? — なぜ血糖値が下がらないのか

私たちの体は、食事から摂取した糖(ブドウ糖)をエネルギー源として生きています。このブドウ糖を細胞に取り込む際に「鍵」の役割を果たすのが、すい臓から分泌される「インスリン」というホルモンです。

糖尿病とは、このインスリンの「鍵」が不足したり(インスリン分泌不全)、うまく「鍵穴」に合わなくなったりする(インスリン抵抗性)ことで、ブドウ糖が細胞に取り込まれず、血液中に溢れてしまう(高血糖)状態が続く病気です。

1型糖尿病

主に自己免疫によって、すい臓のインスリンを作る細胞が破壊されてしまい、インスリンが極度に不足するタイプです。

2型糖尿病

遺伝的な要因に加え、食べ過ぎ、運動不足、肥満、ストレスといった生活習慣が引き金となり、インスリンの分泌が減ったり、インスリンが効きにくくなったりするタイプです。日本の糖尿病患者さまの9割以上がこの2型糖尿病にあたります。

糖尿病の診断と迅速検査体制

糖尿病は、血液検査における「血糖値」と「HbA1c(ヘモグロビンA1c)」の数値で診断されます。HbA1cは、過去1~2ヶ月の血糖値の平均を反映する重要な指標です。

【くぼたクリニックの強み:院内迅速検査】

通常のクリニックでは、採血した日に結果を聞けず、後日あらためて結果説明のために来院する必要があります。当院では、アークレイ社製などの高精度な院内迅速検査機器(POCT)を導入しています。

これにより、来院当日にHbA1cや血糖値の結果が判明します。検査結果が出たその日のうちに、医師が数値を元に的確な診断を行い、管理栄養士と連携して具体的な治療プランをスタートできるため、診断から治療開始までのタイムラグがありません。

表1:糖尿病の診断基準(日本糖尿病学会の基準に基づく)

検査項目 糖尿病型 境界型(予備群) 正常型
HbA1c (NGSP値) 6.5\% 以上 6.0\% – 6.4\% 5.5\% 以下
空腹時血糖値 126 mg/dL 以上 110 – 125 mg/dL 109 mg/dL 以下
75g OGTT 2時間値 200 mg/dL 以上 140 – 199 mg/dL 139 mg/dL 以下

注:上記のいずれかに該当した場合、別日の再検査で「糖尿病型」が確認されると、糖尿病と診断されます。HbA1cと血糖値の両方が糖尿病型を示した場合は、その時点で診断されます。

放置が最も危険 — 忍び寄る糖尿病の合併症「しめじ」と「えのき」

糖尿病の本当の怖さは、高血糖そのものではなく、それによって引き起こされる「合併症」にあります。高血糖が長期間続くと、全身の血管が徐々に傷つけられていきます。

特に注意すべき合併症は、覚えやすい語呂合わせ「しめじ」と「えのき」で知られています。

細小血管障害「しめじ」

高血糖によって特に細い血管がダメージを受ける、糖尿病に特有の3大合併症です 。生活の質(QOL)を著しく低下させる危険性があります。

表2:細小血管障害「しめじ」

略語 名称 主な症状・リスク
神経障害 (Shinkei) 手足のしびれ、痛み、感覚麻痺、立ちくらみ、ED(勃起不全)。足の壊疽(えそ)の間接的な原因にもなります。
網膜症 (Me) 目の奥の血管が傷つき、視力低下や目のかすみを引き起こします。進行すると失明に至る可能性があり、日本における中途失明原因の上位を占めます。
腎症 (Jinzou) 腎臓のフィルター機能が壊れ、初期はむくみやタンパク尿、進行すると腎不全となり、週3回程度の人工透析が必要になる場合があります。

大血管障害「えのき」

高血糖は、高血圧や脂質異常症(悪玉コレステロールの増加)と組み合わさることで、太い血管の動脈硬化を強力に促進します 。これらは「ある日突然」発症し、命に直結する合併症です 。

表3:大血管障害「えのき」

略語 名称 主な症状・リスク
壊疽(足病変) (Eso) 足の血流障害(動脈硬化)と神経障害(感覚麻痺)が重なり、小さな傷や靴擦れから細菌が入り、組織が腐ってしまう状態です。最悪の場合、足の切断が必要となります。
脳梗塞 (Noukosoku) 脳の血管が詰まり、脳細胞が壊死します。ろれつが回らない、半身の麻痺などが起こり、重い後遺症が残ることや、命に関わることがあります。
狭心症・心筋梗塞 (Kyoshins/Shinkin) 心臓に栄養を送る血管(冠動脈)が狭くなったり(狭心症)、詰まったり(心筋梗塞)します 。激しい胸痛や圧迫感を引き起こし、突然死の主要な原因となります。

【当院の重点】糖尿病の「根本原因」に迫る:脂肪肝とインスリン抵抗性

では、なぜ2型糖尿病ではインスリンが効きにくくなる(インスリン抵抗性)のでしょうか?

遺伝的な体質もありますが、最大の原因の一つは「異所性脂肪」です。これは、本来の脂肪組織(皮下脂肪や内臓脂肪)に収まりきらなくなった脂肪が、肝臓や筋肉といった、本来溜まるべきではない場所に蓄積した状態を指します。

特に「肝臓」に脂肪が過剰に蓄積した状態が「脂肪肝」です。脂肪肝になると、肝臓は溜まった脂肪の毒性によって機能不全を起こし、インスリンからの「血糖値を下げる」という命令を聞かなくなってしまいます(インスリン抵抗性)。

つまり、2型糖尿病の根本的な原因の多くは「脂肪肝によるインスリン抵抗性」にあると言えます。

高血糖という「結果」だけを薬で抑えようとしても、根本原因である「脂肪肝」を放置していては、いたちごっこになってしまいます。くぼたクリニック松戸五香では、この「脂肪肝」の管理こそが、糖尿病の根本治療と予防に不可欠であると考えています。

くぼたクリニック独自の「見える化」予防医療:最新エコー(Aplio iGo)による脂肪肝の精密検査

糖尿病治療の鍵を握る「脂肪肝」を、当院ではどのように評価し、治療につなげているのでしょうか。

くぼたクリニック松戸五香は、この脂肪肝の評価と予防に全力を注ぐため、キヤノン社製の最新超音波診断装置「Aplio iシリーズ(Aplio iGo)」を導入しています。この最新鋭の診断装置は、従来の超音波検査とは一線を画す、以下のような大きな特徴を持っています。

脂肪の量を「数値化」できる

従来の超音波検査は、肝臓の白っぽさ(輝度)を見て「脂肪が溜まっていそうだ」と主観的に判断するものでした。Aplio iGoは、肝臓に蓄積した脂肪の量を「数値で定量的に把握」することが可能です。これにより、客観的で正確な診断が行えます。

「わずかな脂肪蓄積」も見逃さない

従来の検査では判別が難しかった「わずかな脂肪の蓄積」も、本装置の高い精度によって検出することが可能です。これは、血糖値が上昇し始める前の「インスリン抵抗性の芽」を早期に発見し、早期に対応できることを意味します。

患者さまの負担がない

超音波検査は、体に負担の少ない非侵襲的な検査です。痛みや被ばくの心配は一切なく、短時間で安全に実施できます。

「努力の見える化」が治療の鍵

Aplio iGoが「肝脂肪の数値を測定できる」ことの最大のメリットは、診断時だけではありません。食事療法や運動療法を頑張った結果、「肝脂肪の数値がこれだけ下がりました」と努力の成果を「見える化」できることにあります。

HbA1cは直近の食事内容でも変動しますが、肝脂肪の数値は数ヶ月にわたる生活習慣改善の「蓄積」を反映します。この「目に見える成功体験」こそが、患者さまが治療を継続するための最強のモチベーション(動機付け)となると私たちは考えています。

医師と3名の管理栄養士による「チーム医療」— あなただけの治療プラン

くぼたクリニック松戸五香の糖尿病治療の核心は、医師と3名の管理栄養士が密に連携する「チーム医療」にあります。

医師の役割

院内迅速検査(POCT)によるHbA1cの即日把握、最新エコー(Aplio iGo)による根本原因(肝脂肪スコア)の特定、合併症(しめじ・えのき)の管理、そして必要に応じた薬物治療の最適化を行います。

管理栄養士(3名体制)の役割

医師が特定したデータ(特に「肝脂肪の数値」やHbA1c)に基づき、患者さま一人ひとりのライフスタイル(仕事、家族構成、味の好みなど)を詳細にヒアリングします。その上で、「実行可能で、継続できる」食事プランと生活習慣の改善策を、3名の専門家がチームとして具体的に設計し、患者さまと伴走しながらサポートします。

治療目標(HbA1c)の設定

当院では、患者さまと医療チームが共通のゴール(目標)を持って治療にあたります。目標値は、日本糖尿病学会のガイドラインに基づき、患者さまの状態に合わせて個別化します。

表4:HbA1cの治療目標(成人)

目標 HbA1c (NGSP値) 対象となる方・状態
血糖正常化を目指す目標 6.0\% 未満 適切な食事・運動療法だけで達成可能な方、または薬物療法中でも低血糖なく達成可能な方
合併症予防のための目標 7.0\% 未満 (まず目指すべき最も重要な目標)合併症「しめじ」「えのき」を防ぐための基本的な目標値です
治療強化が困難な際の目標 8.0\% 未満 高齢の方、低血糖のリスクが高い方、他の病気やサポート体制の事情で、治療の強化が難しい場合の目標です

注:これらの目標は画一的なものではなく、年齢、罹病期間、臓器障害の有無、低血糖の危険性、サポート体制などを総合的に考慮し、医師が患者さまごとに個別に設定します。

治療の流れとご相談

くぼたクリニック松戸五香では、患者さまが安心して治療をスタートできるよう、以下の流れで診療を進めます。

Step 1. ご予約・ご来院

まずはお電話またはウェブサイトからご予約ください。健康診断の結果や、他院でのお薬手帳などをお持ちの方は、ぜひご持参ください。

Step 2. 問診・診察

医師が現在の症状やお悩み、不安な点を詳しく伺います。生活習慣や食生活についても丁寧にお聞かせください。

Step 3. 迅速検査・精密検査

  • 院内でHbA1c・血糖値の迅速検査(POCT) を実施し、即日結果をご説明します。
  • 医師が必要と判断した場合、最新エコー(Aplio iGo)による「肝脂肪の数値化」検査を行い、糖尿病の根本原因を探ります。

Step 4. 診断と治療方針の決定

全ての検査結果を「見える化」しながら、医師が現在の状態(糖尿病、予備群、脂肪肝の程度など)を正確に診断します。その上で、患者さまに最適な治療方針と目標(HbA1c、肝脂肪スコアなど)を決定します。

Step 5. チームによるサポート開始

医師の治療方針に基づき、専門の管理栄養士(3名体制)が、あなた専用の食事・運動プランの作成をサポートします。無理なく続けられる方法を一緒に見つけていきましょう。

健康診断で「脂肪肝」や「血糖値」を指摘された方、すでに糖尿病治療中だがHbA1cがなかなか下がらずにお悩みの方、そして、ご自身の体の状態を根本原因からしっかり把握し、予防したいとお考えの方。
ぜひ一度、くぼたクリニック松戸五香にご相談ください。 医師と3名の管理栄養士が、あなたの健康をチームで力強くサポートします。


内科のネット予約

内科の診察をご希望の方は、以下よりネット予約が可能です。

ご相談の多い内科の診療メニュー

症状・疾患から探す

検査・ワクチンから探す

その他

この記事の監修医師
  • 医療法人社団思いやり 理事長
  • くぼたクリニック松戸五香 院長
  • 日本泌尿器科学会専門医・指導医

現在、医療法人社団思いやりの理事長として、3つのクリニックを経営している。
年間25,000人の診察を行う現役泌尿器科専門医であり、YouTubeでわかりやすい病気の解説も行なっている。

フジテレビ「イット」やNHK「あさイチ」など、数多くのメディアに出演。
専門分野は、前立腺がん、前立腺肥大症、ED治療、男性更年期障害。著書に「EDかなと思ったら読む本」(自由国民社)などがある。