内科

くぼたクリニック松戸五香 睡眠・いびき外来

目次

その「いびき」、見過ごしていませんか? 呼吸器専門医と解決する睡眠の悩み

「家族にいびきを指摘された」「日中、眠くて仕事に集中できない」「夜中に何度もトイレに起きる」。 こうしたお悩みは、単なる「疲れ」や「体質」ではなく、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という治療可能な病気のサインかもしれません。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりすることを繰り返し、体に酸素が不足する状態を引き起こす病気です。 その結果、脳や身体が休まらず、睡眠の質が著しく低下します。

国内には推定で数百万人以上の患者様がいるとされていますが、その多くが「ただのいびき」として見過ごされ、適切な検査や治療を受けていないのが現状です。

くぼたクリニック松戸五香では、いびきや睡眠の質でお悩みの方のために、内科・呼吸器内科の専門医による「睡眠・いびき外来」を開設いたしました。 放置すれば高血圧や心疾患、脳卒中などの深刻な合併症につながる可能性もあるいびきの問題を、専門的な知見から根本的に解決することを目指します。

なぜ、くぼたクリニック松戸五香が選ばれるのか? 当院の「睡眠・いびき外来」3つの特徴

1. 呼吸器内科専門医が常勤で在籍し、診断から治療までを一貫して担当

当院には、内科専門医および呼吸器内科専門医の資格を持つ伊藤 峻 医師常勤として在籍しています。伊藤医師は当院の「睡眠・いびき外来」を担当しており、「長引く咳やいびきでお困りの方」への専門的医療を提供しています。

睡眠時無呼吸症候群は、その名の通り「呼吸」の問題です。呼吸器の専門家が、精密な検査結果の読影から治療法の選択まで、「しっかりとした、いびき治療」を一貫してサポートします。

2. 検査のすべてが「ご自宅」で完結。入院不要の精密検査も可能

当院では、ご自宅で簡便にできる睡眠時無呼吸検査(簡易検査)を導入しています。

さらに、簡易検査の結果、より詳細な評価が必要と判断された場合、通常は1泊2日の入院が必要となる「精密検査(PSG検査)」も、当院ではご自宅で受けていただくことが可能です。検査のための時間的・身体的負担を最小限に抑え、普段通りのリラックスした環境で正確なデータを取得できます。

3. 専門検査機関・歯科クリニックとのシームレスな連携体制

当院は、睡眠検査の専門機関である「ノーザリーメディカル」さんと提携しています。これにより、検査キットのご自宅への郵送からデータ解析まで、スムーズで質の高い検査フローを実現しています。

また、治療法としてマウスピース(口腔内装置)が最適な方には、近隣の提携歯科医院(なかやま歯科医院など)を責任を持ってご紹介します。CPAP治療からマウスピース治療まで、患者様一人ひとりに最適な治療選択肢を、他機関との連携によって幅広くご提案できます。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)とは、睡眠中に呼吸が一時的に止まる「無呼吸」、または呼吸が浅く弱くなる「低呼吸」の状態が繰り返される病気です。

呼吸が止まると体内の酸素濃度が低下するため、脳は危険を察知して目を覚まさせ、呼吸を再開させようとします。この「呼吸停止→脳の覚醒」が一晩に何度も繰り返されるため、睡眠が分断され、深い睡眠が全くとれていない状態になります。

SASの重症度:AHI(無呼吸低呼吸指数)とは

SASの重症度は、1時間の睡眠中に「無呼吸」と「低呼吸」が合計で何回発生したかを示す「AHI(無呼吸低呼吸指数)」という数値によって診断されます。

  • AHI 5回以上(かつ日中の眠気などの症状がある): 睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断
  • AHI 5回以上 15回未満: 軽症
  • AHI 15回以上 30回未満: 中等症
  • AHI 30回以上: 重症

SASにはいくつかのタイプがありますが、その多くは、肥満、顎の形状、加齢による筋力低下などで空気の通り道(上気道)が物理的に狭くなることで発生する「閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)」です。当院の「睡眠・いびき外来」では、主にこの閉塞型SASの検査・治療を専門的に行います。

SASセルフチェック:あなたにも当てはまりませんか?

SASのサインは、睡眠中だけでなく、日中の活動にも現れます。以下の項目に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

睡眠中のサイン(ご家族からの指摘)

  • [ ] 大きないびきをかく
  • [ ] いびきが途中で止まり、その後、あえぐような激しい呼吸や大きないびきで呼吸が再開する
  • [ ] 睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある

夜間のサイン(ご自身の自覚症状)

  • [ ] 寝汗をかく、寝相が悪い
  • [ ] 睡眠中に何度も目が覚め、トイレに起きる(夜間頻尿)

起床時のサイン

  • [ ] 起床時に頭痛がする、頭が重い
  • [ ] 起床時に口や喉が異常に渇いている
  • [ ] いくら寝ても熟睡感がない、スッキリ起きられない

日中のサイン

  • [ ] 会議中や運転中など、日中に強い眠気に襲われる
  • [ ] 常にだるさを感じる、全身の倦怠感がある
  • [ ] 集中力が低下し、仕事や家事でミスが増える

日中の眠気の評価(ESS)

ご自身の日中の眠気を、以下のシチュエーションで0〜3点の点数をつけ、合計点数を出してみてください。

状況 0点: 決して眠くならない 1点: まれに眠くなる 2点: ときどき眠くなる 3点: よく眠くなる
1. 座って読書をしている時 0 1 2 3
2. テレビを見ている時 0 1 2 3
3. 会議や劇場などで、何もせず座っている時 0 1 2 3
4. 1時間以上、車に乗せてもらっている時 0 1 2 3
5. 午後に横になって休んでいる時 0 1 2 3
6. 座って人と話をしている時 0 1 2 3
7. 昼食後(飲酒なし)に静かに座っている時 0 1 2 3
8. 運転中、信号待ちなどで停車している時 0 1 2 3
合計点数

【評価】 合計点数が12点以上の場合、日中に強い眠気がある状態とされ、SASを含む何らかの睡眠障害の疑いが高まります。

【重要】 点数が低くても安心しないでください このセルフチェックで点数が低かった方でも、注意が必要です。重症のSAS患者様の中でも、日中に眠気を自覚する方は約4割しかいないというデータがあります。 眠気の自覚がなくても、ご家族からの「いびき」や「無呼吸」の指摘がある場合は、重症のSASが隠れている可能性がありますので、必ず専門医にご相談ください。

放置するリスク:SASが引き起こす深刻な合併症

SASを治療せずに放置すると、睡眠中の慢性的な酸素不足や、呼吸を再開させるたびに交感神経が過度に緊張することで、全身の血管や臓器に大きな負担がかかり続けます。

これは、日中の生活の質(QOL)を低下させるだけでなく、命に関わる深刻な疾患リスクを大幅に高めることがわかっています。

QOLの低下と社会的影響(急性期のリスク)

日中の眠気と集中力低下

慢性的な睡眠不足状態 が続き、仕事の生産性が低下し、学業成績にも影響を及ぼします。

交通事故・労働災害

日中の強い眠気による居眠り運転や、作業中の集中力低下によるミスは、本人だけでなく他者をも巻き込む重大な事故につながる危険性があります。

深刻な生活習慣病(慢性期のリスク)

SASは、以下のようなさまざまな生活習慣病を合併、または悪化させる原因となります。

高血圧

睡眠中の低酸素状態が血圧を上昇させ、持続的な高血圧を引き起こします。 健常人と比較し、SAS患者は高血圧を合併するリスクが約1.4倍から2.9倍高いと報告されています。

心血管疾患(心筋梗塞・心不全・不整脈)

高血圧や低酸素による心臓への負担が増大し、心筋梗塞や心不全のリスクが高まります。

脳血管疾患(脳梗塞・脳卒中)

健常人より脳梗塞や脳卒中のリスクが約3倍から4倍高くなるとの報告もあります。

糖尿病

低酸素や睡眠の分断によるストレスがインスリンの働きを悪くし(インスリン抵抗性)、2型糖尿病の発症や悪化のリスクを高めます。

高血圧や糖尿病の治療をすでに行っているにも関わらず、なかなか数値が改善しないという方は、その背景に未治療のSASが隠れている可能性があります。SASの治療を行うことで、これらの持病が改善に向かうケースも少なくありません。

当院の検査フロー:ご自宅で「簡易」から「精密」まで

当院では、患者様の時間的・身体的な負担を最小限に抑えるため、ご自宅で完結するスムーズな検査体制を整えています。

Step 1: 呼吸器専門医による診察・問診

まずはクリニックにご来院いただき、呼吸器内科専門医 が、いびきや日中の眠気の状況、生活習慣、既往歴などを詳しく問診します。 日中の眠気のアンケート(ESS) や、必要に応じてレントゲン検査 なども行い、SASの疑いの強さを評価します。

Step 2: ご自宅での「睡眠簡易検査」

診察の結果、SASが強く疑われる場合、まずはご自宅で「簡易検査」を行います。当院は専門機関の「ノーザリーメディカル」さんと提携しており、検査キットを患者様のご自宅へ郵送します。ご自宅で、指や鼻にセンサーを装着し、一晩寝ていただくだけで、睡眠中の呼吸の状態、血中の酸素飽和度、いびき音などを測定できます。 検査終了後、キットを着払いでご返送いただきます。

検査料金(保険適用・3割負担の場合) 4,240円

Step 3: 【当院の強み】ご自宅での「精密検査(在宅PSG検査)」

簡易検査の結果、AHIが40回未満であったもののSASが強く疑われる場合 や、より詳細な睡眠の質(脳波など)を評価する必要があると専門医が判断した場合は、精密検査を行います。

一般的な精密検査(ポリソムノグラフィー, PSG検査)は、脳波や心電図など多くのセンサーを装着するため、1泊2日の入院が必要となるのが標準です。

しかし、当院ではこの精密PSG検査も、ご自宅で受けていただくことが可能です。専門の技術者が機器を設置、またはご自身で装着可能な最新の在宅PSG検査キットを手配します。入院の必要がなく、普段と変わらないリラックスした環境で、睡眠の深さ、脳の覚醒、不整脈の有無、足の動きなど、高精度のデータを取得することができます。

Step 4: 専門医による診断と治療方針の決定

ご自宅で取得した簡易検査、または精密検査のデータを、当院の呼吸器内科専門医 が詳細に解析します。後日、ご来院いただき、AHIの数値や睡眠の質を具体的にお示ししながら、診断結果をわかりやすくご説明します。その上で、患者様一人ひとりの重症度やライフスタイルに合わせた最適な治療法をご提案します。

呼吸器専門医が提案する、あなたに最適なSAS治療法

SASの治療は、AHIの重症度、お口や顎の形状、ライフスタイルに応じて選択肢が異なります。当院の専門医が、それぞれのメリット・デメリットを丁寧にご説明し、患者様と相談しながら最適な治療法を選択します。

CPAP(シーパップ)療法:中等症~重症の標準治療

CPAP(持続陽圧呼吸療法)は、睡眠中に鼻に装着したマスクから空気を送り込み、その圧力で気道を物理的に広げ、無呼吸を防ぐ治療法です。SAS治療において最も効果が高く、世界的にも標準的な治療法として確立されています。

対象

簡易検査でAHI 40回以上、または精密検査でAHI 20回以上の方が健康保険適用の対象となります。

長所

治療効果が非常に高く、適切に使用すれば無呼吸やいびきは劇的に改善します。高血圧などの合併症改善も期待できます。

短所

装置の装着に慣れが必要な場合があります。根治治療ではなく対症療法のため、毎晩の継続が必要です。

当院のサポート

保険診療でのCPAP治療は、毎月(または2ヶ月に1回)の定期的な外来受診が必要です。当院では呼吸器専門医が、機器の使用状況や圧の調整、体調の変化などを継続的にフォローアップします。

マウスピース(口腔内装置)治療:軽症~中等症の選択肢

睡眠中に装着する特殊なマウスピース(スリープスプリント)を用いて、下顎を前方に少し突き出させることで、舌の根元が喉の奥に沈み込むのを防ぎ、気道を確保します。

対象

主に軽症から中等症の患者様 や、CPAP治療がどうしても合わない方、出張などが多い方が対象です。

長所

持ち運びが便利で、CPAPのような装置や電源が不要です。手軽で体への負担が少ないのが特徴です。

短所

重症のSASには効果が限定的です。

当院の連携

専門医がマウスピース治療を推奨する場合、当院では近隣の提携している歯科医院(なかやま歯科医院など)をご紹介させていただきます。まずは当院で正確な検査・診断を受け、ご自身がマウスピース治療の適応であるかを判断することが重要です。

生活習慣の改善(減量、節酒など)

肥満(BMI 25以上)は、SASの最大のリスク因子の一つです。

減量

肥満のある方の場合、減量するだけでSASが大幅に改善することがあります。

生活習慣の見直し

寝る前のアルコール摂取(気道の筋肉を弛緩させます)や喫煙を控えること、睡眠薬の使用を見直すことも重要です。

位置療法

仰向けで寝ると重力で舌が沈み込みやすくなるため、横向きで寝る(位置療法)だけでも症状が軽減することがあります。

これらの生活習慣の改善は、CPAPやマウスピース治療と並行して行うことで、治療効果をさらに高めることができます。

手術(外科的治療)

扁桃腺が極端に大きい(扁桃肥大)、アデノイド、鼻の構造的な問題(鼻中隔弯曲など)が気道を狭くしている物理的な原因である場合、手術が選択肢となることがあります。手術が必要と判断された場合は、連携する高次医療機関の耳鼻咽喉科をご紹介します。

診療のご案内

「いびきがうるさいと言われる」「日中の眠気がとれない」「朝起きてもスッキリしない」。これらの症状は、身体が発しているSOSのサインかもしれません。ご自身やご家族のいびきで気になることがあれば、どんな些細なことでも、まずは一度、当院の呼吸器専門医にご相談ください。

ご予約

睡眠・いびき外来のご予約は、「内科、呼吸器内科」のネット予約からお進みください。

担当医

伊藤 峻(いとう しゅん)医師(内科専門医・呼吸器内科専門医)

費用

睡眠時無呼吸症候群の検査・診断・治療は、すべて健康保険が適用されます。(ご自宅での睡眠簡易検査の場合:3割負担で 4,240円)

お電話

047-710-7411

アクセス

京成松戸線 五香駅西口駅前


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その他

この記事の監修医師
  • 医療法人社団思いやり 理事長
  • くぼたクリニック松戸五香 院長
  • 日本泌尿器科学会専門医・指導医

現在、医療法人社団思いやりの理事長として、3つのクリニックを経営している。
年間25,000人の診察を行う現役泌尿器科専門医であり、YouTubeでわかりやすい病気の解説も行なっている。

フジテレビ「イット」やNHK「あさイチ」など、数多くのメディアに出演。
専門分野は、前立腺がん、前立腺肥大症、ED治療、男性更年期障害。著書に「EDかなと思ったら読む本」(自由国民社)などがある。