保険診療

尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)

尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)について

くぼたクリニック松戸五香では、慢性の皮膚疾患である「尋常性乾癬(かんせん)」に対し、塗り薬による治療から最新の光線療法まで、患者様の症状に合わせた包括的な治療を行っています。

尋常性乾癬とは

皮膚が赤く盛り上がり、その表面に「鱗屑(りんせつ)」と呼ばれる銀白色の細かいフケのようなカサブタができ、ポロポロと剥がれ落ちる病気です。

頭皮、肘、膝、お尻など、外部からの刺激を受けやすい場所にできやすく、爪の変形や関節の痛みを伴うこともあります。

※名前に「感染(かんせん)」とつきますが、細菌やウイルスによるものではないため、他人にうつることはありません。

原因と悪化の要因

遺伝的な「なりやすい体質」に、様々な環境要因が重なることで発症・悪化すると考えられています。

症状には波があり、良くなったり悪くなったりを繰り返しますが、以下のような要素がきっかけ(トリガー)になることが多いです。

  • ストレス、過労
  • 食生活の乱れ(高カロリー食など)、肥満
  • 感染症(風邪や扁桃炎など)
  • 薬剤の影響

当院の治療方針

乾癬の治療は、症状をコントロールして「日常生活に支障がない状態」を長く保つことが目標です。当院では以下の方法を組み合わせて治療を行います。

1. 外用療法(塗り薬)

治療の基本となるのが外用薬です。炎症を抑える「ステロイド外用薬」や、皮膚細胞の増殖を正常化させる「活性型ビタミンD3外用薬」、さらにこの2つを合わせた「配合剤」などを、症状の部位や程度に合わせて処方します。

2. 光線療法(エキシマライト)の導入

塗り薬だけでは改善が難しい「厚みのある発疹」や「治りにくい部分」に対し、当院では保険適用のターゲット型紫外線治療器「セラビーム® UV308 mini LED」を導入しています。

乾癬治療におけるエキシマライトの特徴

乾癬の皮疹(ひしん)に対して、治療効果の高い特定の波長(308nm)の紫外線を照射する治療法です。

ピンポイント照射が可能

従来の大型機器と異なり、病変部だけに光を当てることができるため、周りの健康な皮膚への日焼けダメージを最小限に抑えます。

高い有効性

薬剤が浸透しにくい厚くなった皮膚に対しても、光の作用で過剰な免疫反応を抑え、赤みや盛り上がりを改善へと導きます。

痛みなし・短時間

痛みは全くありません。照射時間も数秒〜数分程度と短く、負担の少ない治療です。

※週1〜2回程度の通院をお勧めしていますが、症状が落ち着いてくれば間隔を空けていきます。

3. 全身療法(内服薬など)

外用薬や光線療法で十分な効果が得られない場合や、範囲が広い場合には、症状を内側から抑える内服薬(オテズラ錠など)の併用も検討します。

※生物学的製剤などの高度な治療が必要な場合は、連携する専門病院へご紹介いたします。

乾癬でお悩みの方へ

尋常性乾癬は長く付き合う必要のある病気ですが、適切な治療を行うことで、人の目を気にせず温泉や旅行を楽しめるレベルまで症状を改善させることが可能です。

「ずっと治らないから」と諦めず、最新の光線療法も備えた当院へ、ぜひお気軽にご相談ください。


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この記事の監修医師
  • 医療法人社団思いやり 理事長
  • くぼたクリニック松戸五香 院長
  • 日本泌尿器科学会専門医・指導医

現在、医療法人社団思いやりの理事長として、3つのクリニックを経営している。
年間25,000人の診察を行う現役泌尿器科専門医であり、YouTubeでわかりやすい病気の解説も行なっている。

フジテレビ「イット」やNHK「あさイチ」など、数多くのメディアに出演。
専門分野は、前立腺がん、前立腺肥大症、ED治療、男性更年期障害。著書に「EDかなと思ったら読む本」(自由国民社)などがある。