保険診療

帯状疱疹・帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹(たいじょうほうしん)および帯状疱疹ワクチンについて

くぼたクリニック松戸五香では、皮膚の激しい痛みや発疹を伴う「帯状疱疹」の早期治療、ならびに後遺症として残ることのある「帯状疱疹後神経痛(PHN)」のケアに積極的に取り組んでいます。

また、発症そのものを防ぐための予防接種(ワクチン)も実施しております。

帯状疱疹とはどのような病気か

帯状疱疹は、過去に「水ぼうそう(水痘)」にかかったことのある方であれば、どなたでも発症する可能性がある病気です。

水ぼうそうが治った後も、原因となるウイルスは長年にわたり体内の神経節に潜んでいます。加齢や過労、ストレスなどが引き金となって免疫力が低下すると、潜伏していたウイルスが再び活動を開始(再活性化)し、神経を伝って皮膚へと現れることで発症します。

主な症状と特徴

左右どちらか一方に現れる

体の片側だけに、帯状に広がる赤い発疹や水ぶくれ(水疱)が生じます。

特有の痛み

皮膚の違和感から始まり、ピリピリ、チクチクとした痛みや、焼けるような激しい痛みを感じることがあります。

発症しやすい年齢

50代から発症率が急増しますが、若い方でも疲労が蓄積している時などに発症することがあります。

注意が必要な後遺症「帯状疱疹後神経痛(PHN)」

皮膚の発疹や水ぶくれが治った後も、神経が傷ついたことによって痛みが長期間続いてしまう状態を「帯状疱疹後神経痛(PHN)」と呼びます。

これは帯状疱疹の合併症の中で最も頻度が高く、厄介なものです。特に50歳以上の患者様の約2割が移行するとされており、慢性的な痛みが生活の質(QOL)を低下させる原因となります。

当クリニックの治療方針

くぼたクリニック松戸五香では、症状をコントロールし、後遺症のリスクを最小限に抑えるための治療を行っています。

抗ウイルス薬の処方

ウイルスの増殖を抑えるお薬です。発疹が出てからできるだけ早く(72時間以内が目安)服用を開始することで、症状の重症化を防ぎ、治癒までの期間を短縮させることが期待できます。

痛みのコントロール(疼痛緩和)

つらい痛みを我慢することは、神経へのダメージを広げる恐れがあります。内服薬による鎮痛治療を中心に、必要に応じて痛みの伝達をブロックする処置などを検討し、患者様の苦痛を和らげます。

帯状疱疹ワクチン(予防接種)

50歳以上の方を対象に、免疫力を高めて発症リスクを下げるためのワクチン接種を行っています。発症してしまった場合でも、軽症で済む効果が期待できます。

少しでも違和感があれば早期受診を

帯状疱疹の治療は「時間との勝負」です。 「片側の皮膚がピリピリする」「赤い発疹が出てきた」といったサインに気づいたら、様子を見ずに早めに受診してください。初期段階で適切な治療を開始することが、辛い痛みの軽減と、将来的な神経痛を残さないための最大の鍵となります。

くぼたクリニック松戸五香は、皆様が痛みなく健やかな日常を送れるよう、専門的な知見に基づいた医療でサポートいたします。ご不安な点があれば、お気軽にご相談ください。

帯状疱疹ワクチン:50歳を過ぎたら帯状疱疹の予防を

当院では、帯状疱疹予防のための2種類のワクチン接種を提供しています。一つ目は、弱毒化ウイルスの生ワクチン(水痘ワクチン)で、1回の接種で効果が期待できます。二つ目は、特に帯状疱疹のために開発された不活化ワクチン(シングリックス)で、2回の接種が必要です。

2種類のワクチンの違い

特徴 シングリックス
(不活化ワクチン)
水痘ワクチン
(生ワクチン)
予防効果 極めて高い
(発症を97%抑制)
普通
(発症を約50%抑制)
持続期間 9年以上 5年程度
接種回数 2回
(2ヶ月間隔)
1回
副反応 注射部位の痛み
・腫れが出やすい
比較的少ない
対象 免疫が低下している方も接種可 免疫抑制治療中の方は接種不可
当院自費価格 22,000円 × 2回
(計44,000円)
8,200円

★当院のおすすめ:帯状疱疹を「絶対に予防したい」「長く効果を持たせたい」という方には、効果の高い「シングリックス」を強くおすすめします。

松戸市の帯状疱疹ワクチン助成について

松戸市では、対象年齢の方にワクチンの費用助成を行っています。

期間:令和7年4月1日 〜 令和8年3月31日

① 定期予防接種(65歳以上など)

対象

・接種当日に松戸市民で、原則初めて接種を受ける方

・令和7年度末(3/31)時点で 65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳以上 になる方

自己負担額

・生ワクチン(ビケン):1回 2,500円

・不活化ワクチン(シングリックス):1回 6,500円(2回まで)

② 任意予防接種(50歳・55歳・60歳)

対象

・接種当日に松戸市民で、原則初めて接種を受ける方

・令和7年度の接種日当日に「満50歳」「満55歳」「満60歳」の誕生日を迎える方

自己負担額

・生ワクチン(ビケン):1回 6,200円

・不活化ワクチン(シングリックス):1回 17,000円(2回まで)

重要:年齢に関する注意点

助成は「対象年齢」が厳格に決まっています。例えば、現在51歳の方は、55歳になるまで助成を受けることができません(全額自費となります)。

※助成対象外の年齢ですぐに接種をご希望の場合は、自費診療(シングリックス1回22,000円)となります。

助成の利用方法

予診票

松戸市への申し込みが必要です(予防衛生課へ電話または郵送)。

注意

『接種歴確認済み』の朱印が押されている予診票以外は助成が受けられません。

予約・接種間隔について

完全予約制

全てのワクチンはお電話または窓口での事前予約が必要です(予約後、約2週間でワクチンが届きます)。

他のワクチンとの間隔

コロナワクチン

前後2週間あけてください。

シングリックス(不活化)

インフルエンザワクチン等と同時接種可能です(医師にご相談ください)。

水痘ワクチン(生)

他の生ワクチンとは27日以上あける必要があります。

ご不明な点は、お気軽にくぼたクリニック松戸五香までお問い合わせください。

皮膚科のネット予約

皮膚科の診察をご希望の方は、以下よりネット予約が可能です。

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その他

この記事の監修医師
  • 医療法人社団思いやり 理事長
  • くぼたクリニック松戸五香 院長
  • 日本泌尿器科学会専門医・指導医

現在、医療法人社団思いやりの理事長として、3つのクリニックを経営している。
年間25,000人の診察を行う現役泌尿器科専門医であり、YouTubeでわかりやすい病気の解説も行なっている。

フジテレビ「イット」やNHK「あさイチ」など、数多くのメディアに出演。
専門分野は、前立腺がん、前立腺肥大症、ED治療、男性更年期障害。著書に「EDかなと思ったら読む本」(自由国民社)などがある。