【千葉県初】松戸市で前立腺肥大症の日帰り手術|2026年1月、くぼたクリニック松戸五香で日帰りWAVE(ウェーブ)治療、始動。
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【千葉県初】松戸市で前立腺肥大症の日帰り手術|2026年1月、くぼたクリニック松戸五香で日帰りWAVE(ウェーブ)治療、始動。
はじめに:その尿の悩み、年齢のせいだと諦めていませんか?男性のQOLを劇的に改善する「WAVE治療」という選択肢
夜中に何度もトイレに起きることで、熟睡できずに日中も疲れが抜けない。外出先では常にトイレの場所を気にし、長時間の移動や映画鑑賞をためらってしまう。おしっこの勢いが弱く、時間がかかり、終わった後もスッキリしない――。
もし、このような症状に心当たりがあるのなら、それは単なる「年齢のせい」ではありません。前立腺肥大症という、治療可能な病気が原因かもしれません。この病気は、身体的な不快感だけでなく、日々の行動を制限し、精神的な不安やストレスをもたらすことで、生活の質(QOL)を著しく低下させることがあります 1。多くの方が「誰にでも起こることだ」と我慢し、一人で悩みを抱え込んでいますが、その必要はもうありません。
医療技術は日々進歩しており、かつては入院と身体への大きな負担が避けられなかった前立腺肥大症の手術は、新たな時代を迎えました。その象徴とも言えるのが、当院が千葉県のクリニックとして初めて導入する、次世代の低侵襲治療「経尿道的水蒸気治療(WAVE治療)」です。
この治療法は、メスを使わずにわずか5~10分で完了し、日帰りが可能。身体への負担を最小限に抑えながら、長年の悩みの種であった排尿症状を根本から改善へと導きます。それは単に尿の出を良くするだけでなく、夜ぐっすり眠れる安心感、外出を心から楽しめる自由、そして何より、自分らしい毎日を取り戻すための「人生の質を回復する治療」です。
この記事では、泌尿器科の専門医が、前立腺肥大症の基礎知識から、最新のWAVE治療がどのような画期的な選択肢であるかまで、詳しく、そして分かりやすく解説します。もう、尿の悩みで人生を制限される必要はありません。新しい治療法で、快適な毎日を取り戻す第一歩を、ここから踏み出しましょう。
専門医が徹底解説:前立腺肥大症(BPH)とは?
前立腺肥大症(Benign Prostatic Hyperplasia, BPH)は、多くの男性が年齢を重ねるにつれて直面する可能性のある、非常に一般的な疾患です。しかし、そのメカニズムや症状、放置した場合のリスクについて正しく理解している方は少ないかもしれません。ここでは、この疾患の全体像を専門医の視点から紐解いていきます。
なぜ起こるのか?前立腺肥大症のメカニズムと原因
前立腺は、男性だけが持つ栗の実ほどの大きさの臓器で、膀胱の真下に位置し、尿道を取り囲むような形をしています 3。その主な役割は、精液の一部である前立腺液を分泌することです。
前立腺肥大症とは、この前立腺が、がんとは無関係に良性に肥大する状態を指します。肥大した前立腺は、その内側を通る尿道を物理的に圧迫し、尿の通り道を狭めてしまいます。これが、さまざまな排尿トラブルを引き起こす根本的な原因です。
肥大が起こる明確な原因はまだ完全には解明されていませんが、主に二つの要因が深く関わっていると考えられています。一つは「加齢」です。組織学的な前立腺の肥大は30代から始まり、50歳で約30%、80歳では約90%の男性に見られると報告されています 4。もう一つは「男性ホルモン」です。加齢に伴う性ホルモン環境の変化が、前立腺の細胞増殖を促し、肥大につながると考えられています 4。
さらに近年の研究では、肥満、高血圧、高血糖、脂質異常症といった生活習慣病との関連性も指摘されており、食生活の欧米化(肉や乳製品の摂取増加)も一因ではないかと考えられています 4。
もしかして?と感じたら:前立腺肥大症の代表的な症状セルフチェック
前立腺肥大症の症状は、大きく3つのタイプに分類できます。ご自身の状態と照らし合わせてみてください。
尿が出にくい「排出症状」
肥大した前立腺による尿道の圧迫が直接的な原因で起こる症状です。
- **尿勢低下:**おしっこの勢いが弱く、チョロチョロとしか出ない 。
- **腹圧排尿:**お腹に力を入れないと尿が出始めない、または出し続けられない 。
- **遷延性排尿:**尿が出始めるまでに時間がかかる。
- **途絶性排尿:**排尿中に尿が途切れてしまう 。
トイレが近い「蓄尿症状」
尿道の圧迫により膀胱が過敏になったり、常にある程度の尿が膀胱内に残る(残尿)ようになったりすることで生じる症状です。
- **頻尿:**日中のトイレの回数が多い(目安として8回以上)。
- **夜間頻尿:**夜、排尿のために何度も起きる 。
- **尿意切迫感:**急に強い尿意を感じ、我慢するのが難しい 。
- **切迫性尿失禁:**尿意切迫感に耐えきれず、トイレに着く前に漏らしてしまうことがある 。
スッキリしない「排尿後症状」
排尿が完全に終わらないことによって生じる症状です。
- **残尿感:**排尿後もまだ尿が膀胱に残っている感じがする 3。
- **排尿後尿滴下:**排尿が終わったと思った直後に、下着を濡らしてしまう。
これらの症状は、必ずしも全てが現れるわけではありません。しかし、治療が必要かどうかを判断する上で重要なのは、前立腺の大きさそのものよりも、これらの症状がご自身の生活にどれだけ影響を与えているかという点です。国際前立腺症状スコア(IPSS)などの問診票を用いて症状の重症度を客観的に評価し、患者様一人ひとりのQOLを考慮して治療方針を決定することが、現代の医療では標準となっています 2。
放置は危険?生活の質(QOL)への影響と進行した場合のリスク
前立腺肥大症の症状は、単なる不快感にとどまりません。夜間頻尿による睡眠不足は、日中の集中力低下や倦怠感につながり、仕事や趣味のパフォーマンスを著しく損ないます 1。また、頻尿や尿意切迫感は、旅行や会食、スポーツといった社会活動への参加をためらわせ、生活の範囲を狭め、孤立感を深める原因にもなり得ます 。このように、QOLへの影響は計り知れません。
さらに、症状を放置して病状が進行すると、より深刻な合併症を引き起こす可能性があります 4。
- **尿閉(にょうへい):**尿道が完全に塞がれ、尿意があるのに全く排尿できなくなる状態です。激しい下腹部痛を伴い、緊急の処置が必要となります 。
- **尿路感染症:**膀胱内に常に残尿がある状態が続くと、細菌が繁殖しやすくなり、膀胱炎や腎盂腎炎などを引き起こすリスクが高まります 。
- **膀胱結石:**残尿が原因で膀胱内に結石が形成されることがあります 4。
- **腎機能障害:**膀胱の内圧が常に高い状態が続くと、腎臓に負担がかかり、最悪の場合、腎機能が低下してしまうこともあります 。
これらのリスクを避けるためにも、「年のせい」と自己判断せず、気になる症状があれば早めに専門医に相談することが極めて重要です。
前立腺肥大症の治療法:薬物療法から外科手術までの道のり
前立腺肥大症の治療は、症状の重症度や患者様のライフスタイル、希望に応じて選択されます。一般的には、まず身体への負担が少ない薬物療法から開始し、効果が不十分な場合や症状が重い場合に外科手術が検討されます。
まずは薬物療法から。その限界とは?
軽症から中等症の場合、まず選択されるのが薬物による治療です 。主に以下の2種類の薬が用いられます。
- **α1遮断薬:**前立腺や尿道の筋肉の緊張を緩めることで、尿道の圧迫を和らげ、尿を出しやすくする薬です。比較的速やかに効果が現れるのが特徴です 8。
- **5α還元酵素阻害薬:**男性ホルモンの働きを抑えることで、肥大した前立腺そのものを少しずつ小さくする薬です。効果発現までに数ヶ月を要します 8。
これらの薬物療法は多くの患者様で症状を改善させる有効な手段ですが、限界もあります。薬はあくまで症状をコントロールするものであり、肥大という物理的な原因を取り除くわけではありません。そのため、服用を中止すれば症状は元に戻ってしまうことが多く、生涯にわたって薬を飲み続ける必要があります。また、めまいや立ちくらみ、性機能への影響といった副作用が出る可能性も考慮しなければなりません 。薬の効果が薄れてきたり、副作用で継続が困難になったり、より根本的な解決を望む場合には、次のステップとして外科手術が視野に入ってきます。
外科手術の進化:従来法と最新治療の比較
外科手術と聞くと、身体への大きな負担や長い入院期間を想像されるかもしれませんが、その内容は大きく進化しています。ここでは、これまでの標準手術と、当院が導入する最新のWAVE治療を比較しながら解説します。
これまでの標準手術「TURP」と「HoLEP」
長年にわたり、前立腺肥大症手術の「ゴールドスタンダード(標準治療)」とされてきたのが**経尿道的前立腺切除術(TURP)**です。これは、尿道から内視鏡を挿入し、先端についた電気メスで肥大した前立腺組織を内側から削り取る手術です 。確実な効果が期待できる一方、組織を削るため出血のリスクが比較的高く、術後は4日から8日程度の入院が必要となるのが一般的でした 。
そのTURPの課題を克服するために登場したのが**ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)**です。高出力のレーザーを用いて、肥大した前立腺(内腺)を、外側の膜(外腺)から綺麗にくり抜く(核出する)方法です 。レーザーは止血効果が高いため、TURPに比べて出血量が格段に少なく、血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を服用している方でも比較的安全に手術が可能です 12。しかし、これも全身麻酔や下半身麻酔を必要とする本格的な手術であり、術後の入院期間は4日から7日程度が標準的です 。
各手術法のメリット・デメリットを一覧で比較
患者様がご自身の状況に最適な治療法を選択できるよう、それぞれの特徴をまとめた比較表を作成しました。この表を見れば、WAVE治療がいかに患者様の負担を軽減し、生活への影響を最小限に抑えることに特化した治療法であるかが一目瞭然です。
| 特徴 | WAVE (水蒸気治療) | HoLEP (レーザー核出術) | TURP (電気メス切除術) |
| 手術時間 | 約5~10分 | 約60~120分 | 約60分 |
| 麻酔 | 局所+静脈麻酔 | 全身 or 下半身麻酔 | 全身 or 下半身麻酔 |
| 入院期間 | 日帰り可能 | 4~7日程度 | 4~8日程度 |
| 出血リスク | 極めて少ない | 少ない | あり |
| 性機能 | 温存の可能性が高い | 逆行性射精のリスクあり | 逆行性射精のリスクあり |
| 5年後再治療率 | 約4.4% | 少ない | 再発の可能性あり |
この表が示す通り、WAVE治療は手術時間、麻酔、入院期間といった身体的・時間的な拘束を劇的に削減します。さらに、多くの男性が懸念される性機能への影響も最小限に抑えられる可能性が高いという点は、QOLを重視する現代の医療において非常に大きな価値を持ちます。これは、TURPやHoLEPに代わる、新たな時代のスタンダードとなり得る治療法と言えるでしょう。
次世代の“切らない”低侵襲手術:WAVE(水蒸気治療)のすべて
WAVE治療(経尿道的水蒸気治療、Rezum™)は、前立腺肥大症治療の歴史におけるパラダイムシフトとも言える画期的な技術です。メスで「切る」のでも、電気メスで「削る」のでも、レーザーで「くり抜く」のでもなく、「水蒸気」の熱エネルギーを利用して、身体の自然な治癒プロセスを促すという、全く新しい発想に基づいています。
WAVE治療の原理:なぜ「水蒸気」で前立腺が小さくなるのか
WAVE治療の核心は、水が液体から気体に変わる際に蓄える膨大なエネルギー(潜熱)の応用にあります。そのメカニズムは非常に洗練されています。
- 水蒸気の注入: 尿道から挿入した細い専用デバイスの先端から、正確に制御された103℃の水蒸気を、肥大した前立腺組織内に9秒間だけ噴射します 13。
- 熱エネルギーの解放: 組織内に注入された水蒸気は、周囲の細胞間質に素早く拡散し、すぐに体温で冷やされて水に戻ります。この凝縮の過程で、水蒸気が蓄えていた熱エネルギーが一気に解放されます 22。
- 標的組織の壊死: 解放された熱エネルギーにより、周辺の前立腺組織の温度が約70℃まで上昇します。この温度に達すると、細胞はタンパク質が変性し、壊死(アポトーシスとは異なる計画的でない細胞死)に至ります 15。このプロセスは非常に局所的で、周囲の重要な血管や神経へのダメージを最小限に抑えます。
- 身体による自然な吸収: 治療後、壊死した組織は異物として認識され、身体の免疫システム(マクロファージなど)によって、1ヶ月から3ヶ月かけてゆっくりと自然に吸収・除去されていきます 9。
- 尿道の開放: 壊死組織が吸収されてなくなることで、肥大した前立腺の体積が減少し、圧迫されていた尿道が物理的に広がります。これにより、尿の通りがスムーズになり、排尿症状が根本から改善されるのです。
この治療法が画期的なのは、組織を強引に除去するのではなく、身体が本来持つ治癒能力を利用して問題を解決する点にあります。これは、身体への介入を最小限に留める「低侵襲治療」の理想形であり、患者様の負担を劇的に軽減することを可能にしました。
手術の流れをシミュレーション:わずか10分で完了するWAVE治療
WAVE治療が日帰りで可能である理由を、当日の流れを追うことで具体的にご理解いただけます。
STEP1: 麻酔と準備
手術室に入った後、まず点滴から鎮静剤を投与します。これにより、リラックスしたうとうととした状態になります。その後、尿道からゼリー状の局所麻酔薬を注入します。この局所麻酔と静脈麻酔の組み合わせにより、手術中の痛みや不快感をほとんど感じることなく、安心して治療を受けていただけます 。
STEP2: 内視鏡による水蒸気の注入(9秒/回)
麻酔が効いたことを確認した後、医師が尿道からWAVE治療専用の内視鏡(デリバリーデバイス)を慎重に挿入します。モニターで前立腺の位置を正確に確認しながら、デバイス先端の針を肥大組織に穿刺し、103℃の水蒸気を9秒間噴射します 。前立腺の大きさや形に応じて、この9秒間の注入を数回繰り返します。手術そのものにかかる時間は、わずか5分から10分程度です。
STEP3: 術後処置と回復
治療が終了したら、一時的に尿道を確保するための尿道カテーテルを留置します。これは、治療直後の前立腺の腫れ(浮腫)によって尿が出にくくなる「尿閉」を防ぐための重要な処置です 20。その後、リカバリールームで2~3時間ほど安静にしていただき、麻酔からの覚醒状態や体調を確認します 24。問題がなければ、その日のうちにご帰宅いただけます。
WAVE治療が選ばれる理由:患者様にとっての5つの大きなメリット
WAVE治療は、従来の治療法が抱えていた多くの課題を克服し、患者様に多大な利益をもたらします。
メリット1:身体への負担が極めて少ない
メスを使わない「切らない」治療であり、手術時間はわずか5~10分です。身体へのダメージが最小限であるため、術後の痛みも少なく、回復が非常に早いのが特徴です。翌日からデスクワークなどの軽い日常生活に戻ることが可能です 。
メリット2:性機能(射精機能)を温存できる可能性が高い
従来のTURPやHoLEPでは、射精時に精液が膀胱に逆流する「逆行性射精」が起こることがありました。WAVE治療は、尿道粘膜や射精に関わる神経・組織へのダメージを回避するように設計されており、性機能を温存できる可能性が非常に高いと報告されています。これは、活動的な世代の患者様にとって極めて重要なメリットです 。
メリット3:出血が少なく、抗凝固薬を服用中の方も相談可能
組織を切除しないため、手術中の出血はほとんどありません。そのため、心疾患や脳血管疾患などで血液をサラサラにする薬(抗凝固薬・抗血小板薬)を服用されている方でも、休薬のリスクを冒すことなく治療を受けられる可能性があります(※必ず主治医との相談が必要です)9。
メリット4:長期的に安定した治療効果と低い再発率
新しい治療法と聞くと、その長期的な効果を心配されるかもしれません。しかし、WAVE治療はすでに海外で10年以上の実績があり、その有効性は確立されています。術後5年経過時点でも治療効果は安定しており、再び外科的治療が必要になった患者様の割合(再治療率)はわずか4.4%と、非常に低いことが報告されています 。
メリット5:日帰り手術が可能で、早期の社会復帰を実現
身体への負担が少なく、麻酔からの回復も早いため、入院の必要がありません 。治療当日に帰宅でき、仕事や家庭生活への影響を最小限に抑えることができます。多忙な現役世代の方や、家を長期間空けられない方にとっても、非常に受け入れやすい治療選択肢です 。
【千葉県初】くぼたクリニック松戸五香が提供するWAVE日帰り手術
くぼたクリニック松戸五香は、2026年1月より、千葉県として初めて、この画期的な日帰りWAVE治療を提供開始いたします。私たちは、ただ最新の医療機器を導入するだけではありません。患者様が最高の安心感と満足感を得られるよう、技術、体制、そして心構えのすべてにおいて、独自の「ケアシステム」を構築しました。
なぜ当院が選ばれるのか?安心・安全を追求した5つの特徴
当院のWAVE治療は、単なる技術の提供ではなく、患者様一人ひとりに寄り添う包括的な医療サービスです。他院にはない、5つの強みをご紹介します。
① 痛みと不安を最小限に:局所麻酔+静脈麻酔の併用
当院では、日帰り手術の快適性と安全性を最大限に高めるため、「局所麻酔」と「静脈麻酔(鎮静)」を組み合わせた麻酔法を採用しています 。尿道に直接作用する局所麻酔で痛みをしっかりとブロックし、同時に点滴からの鎮静剤で手術中の不安や緊張を和らげ、リラックスした状態で治療を受けていただきます。全身麻酔や下半身麻酔のような大きな負担がなく、術後の回復も早いこの方法は、特にご高齢の方や持病をお持ちの方でも安心して受けられる、理想的な麻酔法です 。
② 専門ライセンスを持つ医師5名によるチーム体制
WAVE治療を安全かつ効果的に実施するには、高度な技術と深い知識が求められます。当院には、この治療法の公式ライセンスを取得した泌尿器科専門医が5名在籍しています。これは単に医師の数が多いということではありません。一人の患者様に対して、複数の専門医がカンファレンスを行い、最適な治療計画を立案・共有する「チーム医療」を実践している証です。この盤石な体制が、あらゆる症例に対して最高水準の医療を提供することを可能にしています。
③ 万全の医療連携:地域基幹病院との協力体制
日帰り手術の安全性は、万が一の事態への備えがあってこそ確立されます。当院は、地域の基幹病院との間に緊密な医療連携体制を構築しています。手術中に予期せぬ合併症が発生した場合でも、迅速かつ適切に対応できるバックアップ体制が整っています。この「見えない安全ネット」が、患者様に絶対的な安心感を提供します。
④ 日帰り手術の実現:お仕事や生活への影響を最小化
上記の①~③の強固な基盤があるからこそ、私たちは自信を持って「日帰りWAVE治療」を提供できます。治療のために入院して仕事を何日も休んだり、家族に心配をかけたりする必要はありません。最小限の時間的拘束で、最大限の治療効果を得る。これが当院の目指す、患者様本位の医療です。
⑤ QOL革命:治療後の豊かな人生を見据えたトータルサポート
私たちのゴールは、10分間の手術を成功させることだけではありません。その先にある、患者様の数十年にわたる快適で豊かな人生を見据えています。手術後の丁寧なフォローアップはもちろん、排尿に関するあらゆるお悩みに寄り添い、長期的な健康パートナーとして患者様のQOL向上をトータルでサポートします。
ご相談から治療、アフターフォローまでの流れ
- 初回相談・診察: まずは外来にて、症状やお悩み、生活への影響などを詳しくお伺いします。
- 検査・診断: 国際前立腺症状スコア(IPSS)による問診、尿の勢いを測る尿流量測定、超音波検査による前立腺の大きさや残尿量の測定などを行い、正確に状態を把握します 6。必要に応じて、前立腺がんの可能性を調べるPSA検査も行います。
- 治療計画のご提案: 検査結果に基づき、WAVE治療が最適な選択肢であるかを判断し、治療の詳細な内容、期待される効果、リスクなどについて丁寧にご説明します。
- 手術当日: ご来院後、準備を整え、手術を行います(約5~10分)。術後はで安静にしていただき、体調が安定したらご帰宅となります。
- アフターフォロー: 術後、指定された日にご来院いただき、尿道カテーテルを抜去します。その後も定期的に診察を行い、症状の改善度合いや排尿状態を確認し、完治まで責任を持ってサポートします。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 手術中の痛みは本当にないのでしょうか?
A. はい。当院が採用している局所麻酔と静脈麻酔の併用により、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。うとうととリラックスした状態で、いつの間にか治療が終わっていたと感じる方が大半です 。
Q. 効果はいつから実感できますか?
A. 治療効果の現れ方には個人差がありますが、多くの場合、術後数週間から症状の改善を感じ始め、1ヶ月から3ヶ月かけて最大の効果が現れます。これは、壊死した組織が身体に自然吸収されるのに時間が必要なためです。焦らずに経過を見ていくことが大切です 。
Q. 費用はどのくらいかかりますか?
A. WAVE治療は、2022年9月から日本国内で保険適用となっています。費用は、健康保険の負担割合(1割~3割)によって異なります。診察時に、具体的な費用の目安について詳しくご説明いたしますので、ご安心ください。
最後に:一人で悩まず、まずは専門医にご相談ください
前立腺肥大症は、多くの男性が経験する身近な病気ですが、その症状が生活の質(QOL)に与える影響は決して小さくありません。「年齢だから仕方ない」と諦めることは、快適な毎日を送る機会を自ら手放していることと同じです。
現代の医療は、身体への負担を最小限に抑えながら、長年の悩みを根本から解決する手段を提供しています。その最先端にあるのが、当院が千葉県のクリニックで初めて導入する「WAVE日帰り手術」です。この治療は、失われた時間、自由、そして自信を取り戻すための、力強い選択肢となるでしょう。
もしあなたが、あるいはあなたの大切なご家族が、頻尿、残尿感、夜間頻尿といった症状に苦しんでいるのであれば、どうか一人で抱え込まないでください。あなたは決して一人ではありません。そして、その悩みは解決できる時代になっています。
快適な生活を取り戻すための第一歩は、専門医に相談することから始まります。くぼたクリニック松戸五香の経験豊富な専門医チームが、あなたの声に真摯に耳を傾け、最適な解決策を一緒に見つけ出します。
どうぞお気軽に、当院の扉を叩いてください。ご連絡を心よりお待ちしております。















