泌尿器科医が教える前立腺がんを予防できる食品6選
前立腺がんを予防する食べ物はありますか?
2015年以降男性の1番多いがんになった前立腺癌、
前立腺がんを予防するために食生活は非常に重要です。
この食べ物を食べると前立腺がんになりにくいと言う事はありますか?と言うことで、
今回泌尿器科専門医として6つお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
前立腺がんを予防できる食品6選
第6位 緑黄色野菜
緑黄色野菜には、カロテノイドやビタミンC、 ビタミンE、
食物繊維などが豊富に含まれており、前立腺がんの予防に役立つと言われています。
ある研究結果では、緑黄色野菜を多くとることによって、前立腺がんの発症リスクを低下する可能性があると言われています。
特にトマトやニンジン、かぼちゃなどに含まれるカルテノイドの1種であるリコピンは前立腺がんの予防に効果があると言われています。
ここで気をつけた方が良いのは、緑黄色野菜には農薬や化学物質などが含まれている可能性があるため、できるだけ有機栽培のものを選ぶことが望ましいです。
第5位 魚介類
魚介類には、オメガ3脂肪酸やタンパク質が多く含まれています。
いくつかの研究結果で魚介類を食べることによって、
前立腺がんの発症リスクが低下すると言う報告があります。
オメガ3脂肪酸が豊富なサバなどの青魚類を積極的に摂るようにしましょう。
ここで気をつけた方が良いのは、魚介類は摂りすぎると水銀やPCBなどの汚染物質が含まれている場合があるので、特に大きい魚を取る場合は注意が必要です。
第4位 ナッツ
ナッツも魚介類と同様、オメガ3脂肪酸やタンパク質が多く 含まれています。
アーモンドやピーナッツなどがオススメで、他にもビタミンや食物繊維が多く含まれており、
前立腺がんの発症リスクを減らす可能性があります。
間食にはポテトチップスではなく、一握りほどのナッツを取ることが効果的です。
第3位 豆類
豆類に含まれているイソフラボンは、前立腺がんを予防できる効果があります。
イソフラボンは植物性食品に多く含まれているエストロゲンの1種で前立腺がんの予防に関する研究がいくつか報告されています。
イソフラボンを多く含む食品は大事製品や豆類などがありますが過剰に摂取すると女性ホルモンに似た作用持つために男性ホルモンが低下してしまう可能性がありますので大量の摂取は控えたほうがいいでしょう。
豆腐なら1丁、豆乳ならコップ1杯ぐらいにしておきましょう。
第2位 トマト
トマトに含まれるリコピンは、カロテノイドの1種で前立腺がん予防に関する研究はいくつか報告されています。
リコピンには前立腺がんの発症リスクを低下させる効果があるとされており、
リコピンががん細胞の成長を抑制することができるとされ、
前立腺がんの発症率が低い地域では、トマトなどのリコピンを多く含む食品がよく摂取されていることが報告されています。
具体的にはトマトをたくさん食べるイタリアなどの国です。
リコピンを多く含む食品は、トマト以外にもスイカやグレープフルーツなどがあります。ただし、過剰に摂取すると体内に蓄積される可能性がありますので、適量を摂取しましょう。
第1位 緑茶
緑茶にはポリフェノールの1種であるカテキンが豊富に含まれており、その中でもエピガロカテキンガレート(EGCG)が 前立腺がん予防に効果的とされています。
このエピガロカテキンガレート(EGCG)は、がん細胞の増殖を抑制したり、
アポトーシス(細胞自殺)を誘導する事で知られています。
しかし、緑茶にはカフェインが含まれているため、過剰に摂取すると眠気が取れず、不眠の原因になりますので1日3杯ぐらいまでに留めておいたほうがいいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
第6位緑黄色野菜、第5位魚介類、第4位ナッツ、第3位豆類、第2位トマト、第1位緑茶でした。
これらの食品をバランスよく摂取することで、前立腺がんのリスクを低下させることができる可能性があります。
もちろん、食品以外にも適度な有酸素運動やストレスを軽減するような行動
しっかりとした睡眠も、前立腺がん予防に非常に重要です。
前立腺がんが心配な50歳以上の方は、まず最初に最寄りの自治体で前立腺がん検診などをやっているか調べてみましょう。またドックなのでPSAと言う前立腺がんの腫瘍マーカーを採血をして前立腺がんの早期発見をするのが大事です。
前立腺癌が心配な方は、最寄りの泌尿器科でご相談くださいね