冬は家の中でも温度差に注意!
ヒートショックとは?
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が乱高下し、心臓や血管に悪影響が出ることをいいます。具体的には、温かい場所から冷えた場所へ移動したときなどに起こり、特に入浴時は注意が必要です。
ヒートショックの症状
ヒートショックの症状は、主に以下のとおりです。
- めまい、立ちくらみ、ふらつき
- 頭痛、吐き気、嘔吐
- 胸痛、息切れ
- 意識障害、失神
ヒートショックの原因
ヒートショックの原因は、急激な温度変化による血圧の乱高下です。
温かい場所から冷えた場所へ移動すると、体は熱を失うために血管を収縮させます。これにより、血圧が上昇します。一方、冷たい場所から温かい場所へ移動すると、体は熱をためるために血管を拡張させます。
これにより血圧が急激に上昇すると、心臓に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす可能性があります。反対に血圧が急激に低下すると、脳や内臓に血液が行き渡りにくくなり、脳内出血や大動脈解離を引き起こす
可能性があります。
ヒートショックの好発時期
ヒートショックの好発時期は、11月~2月までの冬季です。この時期は、暖かい部屋と冷えた浴室や脱衣所の温度差が大きく、入浴時にヒートショックを引き起こす危険性が高いため注意が必要です。
ヒートショックの予防
ヒートショックの予防には、以下のことに気をつけましょう。
- 入浴前は、脱衣所や浴室の暖房をつけて温めておきましょう。
- 入浴時は、浴室の温度を40℃以下に保つ
- 入浴前後は、ゆっくりと体を温める
- 冬場は、暖かい部屋と冷えた部屋の温度差を10℃以下にする
- 高齢者や持病のある人は、特に注意が必要です。
ヒートショックの対策
ヒートショックの対策には、以下のことに気をつけましょう。
- 入浴中に気分が悪くなったら、すぐに浴室から出る
- 浴室で意識を失った場合は、すぐに救急車を呼ぶ
- 高齢者や持病のある人は、入浴介助を受ける
まとめ
ヒートショックは、冬季に特に注意が必要な危険な症状です。ヒートショックの症状が現れた場合は、すぐに応急処置を行い、救急車を呼びましょう。また、ヒートショックの予防のために、入浴前後の温度差に注意し、体を冷やさないようにしましょう。