暦の上では春を迎えましたが、まだまだ寒い日が続きますね。

さて、この時期に降る雪は、冬に降る雪と何が違うのか、疑問に思ったことはありませんか？ 今回は、春の雪と冬の雪の違いについて解説していきたいと思います。

1. 雪の降り方

• 冬の雪: 冬の雪は、気温が低いため、結晶が大きく、水分が少ないのが特徴です。サラサラとした粉雪になりやすく、積もるとボリュームが出ます。また、風が強いことが多く、吹雪になることもあります。
• 春の雪: 春の雪は、気温が上昇し始めるため、雪の結晶が小さく、水分を多く含んでいるのが特徴です。ベタベタとした湿った雪になりやすく、牡丹雪のように大きな塊で降ることもあります。気温が高いと、雨混じりの雪になることもあります。

2. 雪の積もり方

• 冬の雪: 冬の雪は、サラサラとしているため、積もっても比較的崩れやすいです。しかし、気温が低い状態が続くと、圧雪となり、固く締まった雪になることもあります。
• 春の雪: 春の雪は、水分を多く含んでいるため、重く、積もると地面に張り付きやすいです。気温が上がると、すぐに融けてしまうこともあります。

3. 雪の融け方

• 冬の雪: 冬の雪は、気温が低いため、なかなか融けません。日差しが強くても、表面だけが融けて、すぐにまた凍ってしまうこともあります。
• 春の雪: 春の雪は、気温が上昇するため、比較的早く融けます。雨が降ると、さらに融けるのが早まります。

4. その他

• 春の雪は、冬の雪に比べて、降る量が少ない傾向があります。
• 春の雪は、桜の開花時期と重なることがあります。桜と雪の組み合わせは、とても美しい風景です。
• 春の雪は、冬の雪の名残とも言えます。冬の終わりと春の始まりを感じさせる、季節の変わり目の風物詩と言えるでしょう。