【目から性病がうつる?】
皆さん性病が目から感染する可能性があるのを
ご存知でしょうか?
こんな目からの性感染症のお話です。
【考えられるのは?】
淋菌やクラミジアこれらのウイルスが目に感染することで様々な症状を発症します。
淋菌が目に感染することで淋菌性結膜炎を、クラミジアが目に感染することでクラミジア結膜炎を発症します。
目の性病の中でも淋菌性結膜炎は新生児に最も起こりやすいとされており、
出産時に母親の膣内を通過する際に淋菌のウィルスが
新生児の目に感染することが原因とされているのです。
もちろん大人でも淋菌性結膜炎やクラミジア性結膜炎に感染します。
目は粘膜で覆われている組織なので、
性器や口、尿や便や体液に潜んでいる淋菌や
クラミジアのウイルスが目の粘膜に接触することで感染が成立します。
そのため、これらのウイルスが目に入らないようにするためには、
ウイルスが手に付着した状態で目に触れないということや、
性行為が終わった後にしっかりと石鹸と流水で洗い流すということが重要です。
考えられます
【クラミジア性結膜炎について】
クラミジアには以下のような特徴があります
・まぶたがはれ、結膜が充血する(眼瞼腫脹)
・目やに出る(眼脂)
・眼瞼結膜に、ブツブツが出る(濾胞)
・耳の前のリンパ節がはれ、痛みを伴う
クラミジア性結膜炎は感染していたとしても症状
が発症しない潜伏期間が2日~10日であることが特徴です。
【クラミジアの治療法と注意点は?】
寄生し増殖する事によって発症します。
治療方法は、原則として、抗生剤の眼軟膏を8週間、
内服薬を3週間続けます。
この結膜炎の場合、長期間、続けて
点眼をしなければなりません。
この結膜炎を治療するためには、
抗生剤が効く網状体の時にクラミジアを減らさなくてはなりませんから、
完治させるには長期間の治療が必要になります。
【やはり早めに眼科で相談を】
尿道や喉の症状だけでなく
目にも症状がある場合は眼科でも
相談していただくことが大事です。
当院でもその場合は近医の眼科クリニックと連携しながら
治療させていただきます