【猛烈に痒い陰部は?】
かなり激しい痒みにが
陰部にある場合
そして湿疹などはないのに
陰毛付近が痒くなった場合は
何を考えるでしょうか?
衛生状態が良くなった日本では
少なくなってきましたが
ケジラミを考えます。
【感染経路は?】
性行為の際の接触感染が
ほとんどですが、
接触の多い母子間、
また毛布やタオルなどを介して、
間接的に感染することもあります。
【眼で見てわかる?】
毛じらみは、褐色の円形に
近い丸みをおびた虫(吸血性の昆虫)です。
また灰色がかった楕円形の
光沢のある卵を産み数を
増やしていきます。
大きさは約1~2mmくらいの
ですので
目視で確認できます。
また、下着に毛じらみの
排泄する血糞による黒点状の
染みが付くことがあります。
【潜伏期間があります】
感染してから1~2ヶ月後に
症状があらわれますので
その時の状態なども
含めて把握しておくことが大事です。
【治療法は?】
ケジラミを殺虫するための治療薬として、
専用のシャンプーやパウダーを使い、
かゆみがある部分を洗い流します。
これらは市販薬としてドラッグストア
および薬局で販売しています。
これらは、毛じらみの卵に対しては効果が弱いため、
卵の羽化期間を見込んで繰り返し洗い流す必要があります。
【パートナーさんも必ず治療を!】
パートナーからの再感染(ピンポン感染)を防ぐため、
毛じらみに感染する
1~2ヶ月前にセックスをした人に確認し、
お互いに治療を行うことが必要です。
また、寝具やタオルなどを介して
同居している人たちの間でも感染が起こるため、
全員が毛じらみに感染していないかを確認し
、家にある寝具・衣類・タオル等に
アイロンや洗濯乾燥機、
ドライクリーニングなどの熱処理を行う必要があります。
【痒みがあって改善しない場合は相談を】
症状は似ているが
よくわからない場合は
病院、クリニックでご相談ください。
虫や卵を採取し
顕微鏡などで
確認させていただきます。