【頻尿は心の問題? 心因性頻尿とは?】
【頻尿は心の問題? 心因性頻尿とは?】
夜は1回も起きないけど日中だけトイレが近いとか、、
試験前やストレスが溜まると頻尿になる、、
これは心因性の頻尿かもしれません。
心因性頻尿は心理的な緊張や不安によっておこる頻尿です。検査をしても膀胱や尿道などに明らかに頻尿の原因となる病気が見つかりません。成人では女性に多いとされています。
【特徴としては?】
日常の中で何度もトイレに行きたくなってしまいます。
常にトイレが気になり、
バス旅行などのすぐにトイレにいけない場面では、
逆に尿意が激しくなるというのを繰り返します。
それを避けるために、自分で日常生活の行動を
制限してしまことが少なくありません。
この頻尿の特徴は、集中しているときや
寝ている間には症状は現れません。
また、下腹部の圧迫感や胃や腸の症状などを
伴うこともあります。
【原因は?】
①緊張しやすい
体が緊張を感じてしまうと、
神経は平常時よりも過敏に反応します。
その影響で尿意を感じるのが早く、頻尿となることがあります。
②自律神経の乱れ
自律神経が乱れてしまうと、交感神経と副交感神経のバランスが上手く保てなくなります。それにより、尿意を適切に脳に伝えることができず、過剰に尿意を感じ取り頻尿になることもあります。
スマホの長時間の見過ぎも自律神経の乱れに関与しています
③トラウマ
過去にトイレに行けなかった、、
尿漏れをしてしまった、、
などの経験があると
それがトラウマになってしまうケースがあります。
体が条件反射で尿意を感じて頻尿になるケースもあります。
また、急に尿意が来る尿意切迫感や、切迫性尿失禁などの症状を経験している方も、尿意や漏らしてしまう不安から、心因性頻尿になることがあります。
【診断方法は?】
心因性頻尿はまず他に膀胱や尿道などに問題がないかを調べて
除外診断の中で診断します。なのでまずは他の病気がないかを
検索します。
具体的には
超音波検査や尿検査、残尿検査、採血などを
して調べていきます。
【治療法は?】
泌尿器科などを受診し、頻尿の原因が心因性頻尿と診断されたら、専門医への相談が必要となるケースもあります。
症状によっては薬による治療を行ったり、
行動療法によってトイレに対して抱いてしまった
不安や恐れを徐々に取り除くこともあります。
【まずは泌尿器科で相談を】
心因性だから心療内科と思われるかもしれませんが
まずは泌尿器科を受診し、他の病気がないかを
確認することが大事です。
泌尿器科に行っても急に
内診などをすることはありません。
超音波は下腹部に少し当てるだけですし
あとは尿の検査
場合により採血ですので
特に下腹部の診察をすることは
ありませんので
お気軽にご受診ください。