膀胱炎で頻尿や痛み原因症状や種類について
目次
膀胱炎にはたくさんの種類がある?
膀胱炎は実は種類がたくさんあり治療法が変わってきます
膀胱炎になるとおしっこするときに痛い。
おしっこが近い残尿感があるなどの症状が出てきます。
膀胱炎には3つの種類があることを知っていますか?
今回は膀胱炎の周囲について原因症状などをまとめてお話ししていきたいと思います。
①急性膀胱炎
皆さんが膀胱炎と言って、一番最初に思い浮かぶのがこの急性膀胱炎と言うものです。
突然症状が出てきて、おしっこするときに痛みがあったり、
おしっこが近い残尿感があるときには、
時には尿に血が混じるなどの症状が出てきます。
原因となるのは約8割が大腸菌と言われています。
大腸菌は大腸に常に住んでいる常在菌で、肛門の周囲にたくさんあります。
女性は肛門と尿道が短いので、尿道から大腸菌が入り、
膀胱に侵入すると膀胱炎になってしまうのです。
逆に、男性は肛門から尿道までの距離が長いので膀胱炎にはなりづらいです。
万が一尿道から細菌が入ったとしても、膀胱の手前に前立腺がありますので、
前立腺炎になると言う可能性があります。
また、男性で膀胱炎を繰り返す場合は、他に原因がある可能性がありますので、
しっかり調べる必要があります。
治療は第一選択薬として抗生物質を使用します。
一般的に薬局で売られているものは漢方薬であり、
あくまでも症状を和らげるお薬です。
早く治したい場合はやはり医療機関を受診して抗生物質を処方してもらうのが良いでしょう。
1番典型的に使用される抗生物質は、クラビットなどのニューキノロン系と言うお薬です。
他にもフロモックスと言われるようなセフィム系の薬を使うこともあります。
またこのようなお薬で効かない場合は、他の抗生物質に変えたりしながら治療を行います。
②慢性膀胱炎
慢性膀胱炎は文字通り、おしっこするときに痛みがあったり、
残尿感がある症状が常に続く症状です。
慢性膀胱炎は、男性に多く、何か膀胱に石があったり、
膀胱に管が入っていたりなどがあると、
そこから細菌によって常時膀胱炎になってしまうということがあります。
特におしっこの管が入っていると尿に細菌が入っている事はよくあることですが
症状はある場合のみ抗生物質を使用していきます。
またお薬などでなるような薬剤性の膀胱炎また他にも
放射線を浴びたことによる放射性膀胱炎などがあります。
放射性膀胱炎は高圧酸素療法と言う治療で、
体内に酸素を送ることによって、治療する方法を用います
③間質性膀胱炎
間質性膀胱炎と言うのは、膀胱の粘膜層が壊れてその下の間質と言う部分に炎症起こす膀胱炎です。特徴的なのは尿に全く症状が現れないと言うことです。
しかし、急性膀胱炎にも症状がひどくなりやすく、
とてもおしっこが近かったり、おしっこするときの痛みが強い
また尿をためると痛みがあるが、尿をした後は痛みが消えるなどの症状が特徴的です。
お薬の治療も抗生物質ではなく、抗コリン薬や抗ヒスタミン薬抗うつ剤などを使用します。
間質性膀胱炎の診断は、膀胱鏡を使用し、膀胱の中にお水を貯めていくと
膀胱の壁から出血してくるような症状が見られると間質性膀胱炎と言う診断になります。
治療法としては、膀胱水圧で拡張する方法や潰瘍等がある場合は、
潰瘍の部分を焼く方法が
あります。
間質性膀胱炎は症状が強い上になかなか改善しない膀胱炎で見過ごされている場合もあるので、専門の医療機関でしっかり診断し、治療してもらうことが大事です、
膀胱炎の種類によって治療法が異なります
このように膀胱炎は様々な種類があり種類によって治療法が変わってきます。
膀胱炎だから水分をとって何とか自力で治そうとすると長引いてしまったり、最悪膀胱炎から
腎臓に炎症を起こす腎盂腎炎になって発熱症状、入院になってしまう可能性もあります
まずは医療機関を受診ししっかり診断し治療してもらうことが大事です
くぼたクリニックではオンライン診療もやってますので、いつでもご相談くださいね。