尿もれ(尿失禁)対策は間違っている?対処法、治療について泌尿器科医が解説
目次
あなたの尿漏れ対策間違っていませんか?
今回は尿漏れについての対処法について解説をさせていただきたいと思います。
尿漏れには種類があります
尿漏れには大きく分けて2つのタイプがあるの知っていますか?
まず1つ目は切迫性尿失禁と言う状態です。
切迫性尿失禁とは??
これは急にトイレに行きたくなって我慢が難しいと言う
尿意切迫感と言う症状が来るものです。
病気としては、過活動膀胱と言う病気で、膀胱が自分に反して、勝手に収縮することで
尿がたまらず、頻尿になったりまた尿が漏れてしまったりする病気です。
この切迫性尿失禁の場合は、対策としては過敏な膀胱を抑えるような薬物治療をしたり
また行動療法と言って骨盤底筋のトレーニングや膀胱訓練などを行います。
気をつけるポイントは?
ここで気をつけなければいけないのは、この行動療法と言うのは
必ず医師の指導のもと行うことが大事と言うことです。
骨盤低筋体操です
自分で判断するのではなく、
この尿漏れは切迫性尿失禁であるかどうかをしっかり診断していただいた上で
治療していくことが大事になってきます。
もう一つの尿漏れは腹圧性尿失禁と言うものです。
腹圧性尿失禁とは?
これはお腹に急に力を入れたり、急に走ったりすると少し漏れてしまうような尿漏れで
原因としては、骨盤庭筋の緩みによってなっている可能性が高いです。
この場合は、お薬の治療の効果はあまり期待できません。
この骨盤庭筋を鍛えるようなトレーニングや干渉低周波や電気刺激を
骨盤庭筋に与えて治療をしていく方法また骨盤庭筋にネットのような
メッシュを入れて釣り上げることで尿漏れを防ぐような手術、このようなことがメインになってきます。
尿漏れはタイプによって治療法が変わってきますので、
自分がどのタイプの尿漏れなのかについてはぜひ医療機関で相談してみましょう。
くぼたクリニックではオンライン診療もやってますから、いつでもご相談くださいね。