頻尿と発熱はどんな病気を考える?松戸市柏市でお困りな方へ
【頻尿と発熱はどんな病気を考える?】
皆さんおしっこが近くて熱があったときはどのような病気を考えるでしょうか?
今回は排尿症状を伴う発熱について解説させていただきます。
排尿症状とは頻尿や排尿痛、残尿感などを感じるものです。
さらに、これに発熱をきたしたと言う場合は、
尿路いわゆる腎臓や前立腺、また、精巣上体炎などに感染が起きている可能性があります。
よく膀胱炎とかになってるんですか?と聞かれますが、基本的には膀胱炎で熱が出る事はありません。ではトイレが近くて熱があった場合は何の病気を考えるのでしょうか?最後までよろしくお願いいたします。
まず女性の場合は第一に考えたいのは腎盂腎炎です。
腎盂腎炎とは膣や尿道から細菌が侵入し、膀胱炎、それをさらに 尿管をさかのぼって、腎臓まで炎症を起こしてしまう病気です。膀胱炎のように頻尿や排尿痛、残尿感などを生じますが、
さらに発熱や背部痛、全身倦怠感などが出たり、嘔吐などの消化器症状が出ることもあります。治療としましては、軽症の場合は抗生物質の飲み薬で治療しますが、
発熱が連日続き、脱水、食欲不振などがある場合は、点滴等が必要になってきます。
さらに重症の場合は入院が必要です。
また、男性の場合は膀胱炎になる手前に前立腺がありますので、前立腺の炎症を起こしている可能性があります。病気としては前立腺炎と呼ばれます。
これは、直腸などにある大腸菌が尿道からはい前立腺に入って炎症起こす病気です。
男性が腎盂炎になる事は非常に稀で尿管結石などの合併症がある可能性があります。
前立腺炎は膀胱炎と同様に、排尿痛や頻尿、残尿感や排尿困難などが起きたり、
さらに、発熱や全身倦怠感が出ることがあります、まずは尿検査をして尿が汚れているかどうかを確認します。治療としましては、軽症の場合は飲み薬の抗生剤を飲んでいただきますが、
重症の場合、食欲不振や脱水、発熱が断続的に続く場合は、
点滴治療場合により入院治療が必要になってきます。
つまり、頻尿と発熱は重症になる可能性が高いですので、
早めに医療機関を
受診していただければと思います
現在は発熱、患者様は医療機関で受け入れられることが難しい場合もありますので、
熱が出ている場合はあらかじめご自身の抗原検査などをしていただき、
陰性を確認した上でお電話などで受診状況を確認してから受診していただければと思います。
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